イース セルセタの樹海 013 ハイランド

 墓地から出て直ぐの石碑は黄色。
 初の色ですね。

 丘を上ると遠くに雷雲が見えました。塔の記憶と一致しますね。
 あ、皆が驚いたのはそこじゃなく街があったことだった;
 さっき人里が近いようだと言ったばっかりだったのに。なんでそんなに驚く。
 キャスナンよりも先進的な街並みのもよう。まぁ、飛行機があるくらいだから。
 そしてようやく、皆さんの思考に雷雲と塔が浮かんでくれました。
「あの塔はまさか……」
 デュレンも同意してくれます。いきなりビンゴ。
 幻想的だからレムナスが来たらきっと喜ぶんじゃないかしら、とつぶやくカーナに「案外来ているかも」と答えてみました。一笑されました。

 高原を抜けて街へ。風車が至る所で回ってます。
 今までのパターンを考えるとアドルがここでもまた問題を起こしている可能性がある、とデュレン。オズマもカーナも同意です。うーん。
 個人的にここがアドルの故郷なんじゃないかと思ってるので、それはないと思うんだけど……どうかな。ああ、アドル父や周囲は農家とか言っていたっけ? じゃあここが故郷ってことはないのかな。

 街に近づいたら、男性が「オバケだー!」と叫んで逃げて行きました。
 ……酷い。
 確かに墓はあったけど。
 でもこの反応って、皆で埋葬したとか、そんな話?
 てっきり行方不明で死亡扱いだと思ったのにな。
 民族衣装的な赤い衣装の皆さんが集まってきて、アドルを取り囲みます。
 アドルの幽霊が出た! と。
 だから失礼な、ってば。
 そこにまたしても乱入者。気の強そうな女の子。
「えっと誰?」
 と答えたら思い切り胡乱な目で睨まれました。でも、記憶を失ってしまったんですね、とあっさり看破されました。心の中を読めたりするんじゃないのか、この子。
 女の子はカンリリカという名前らしい。
「なぜ記憶のことを……」
 と問いかけると、そんなことよりも! と遮られました。人の話を聞け。
 指を突き付けられ、何から何まで人騒がせなお客さんですね、と。
 てことはここがアドルの故郷なんじゃないかという推測は見事に外れたわけですな。そしてこの街の住民は客人であるアドルに墓まで立ててくれた、と。

 カンリリカに連行され、家へ。
 驚いてた周囲は完全無視ですか。
 アーロン町長を紹介されました。カンリリカの祖父。
「墓を見た」
 と伝えると、死んだものと思っていたのだ、と。
 なんだ。やっぱり行方不明だから死人扱いか。
 どうやらアドルは滝に荷物だけ残して姿を消したらしい。それだけ聞くと完全に自殺だな。初めて聞く名前がたくさん出ましたが、後回し。
「外へ出ていいか?」
 騒ぎになっても困るから今日のところはダメ、と断られました。
 装備を揃えたかったんだがな。
 仕方ない。
 部屋に戻って作戦会議。
 どうやらこの街で記憶を失った可能性が高い、と推測する皆。そしてカンリリカや町長が、アドルの記憶喪失を驚いていなかった、と話すカーナ。
 何か思い出さないか? と聞かれますが……
「エルディールって誰?」
 仲間に聞いても分からないようなことを聞いてみました。
 案の定、誰も答えを持ってません。
 オズマが冷静に、明日に備えて今日は休もう、と言ってくれました。オズマさん、いいね。

 夜、眠る皆を残して廊下に出るアドル。
 1階の右窓から外に出ることができました。街灯が明るいです。
 街を歩いていると女の子発見。無視して他を探索してみましたが何も見つからなかったので女の子を追いかけて礼拝堂へ。つまらん。
 礼拝堂には四枚羽の天使の像が。そこで再び頭の中に響く声。誰の声なんだか。
 そして過去の記憶を追体験。先ほどの女の子に先導されて図書館らしき場所に入ってくるアドル。ここでお待ちください、と伝える女の子が可愛いです。カンリリカが言ってた姉かな?
 1Fの机、五か所を調べると、先ほどの女の子が戻ってきました。まだ2Fを調べてないのに! と思ったけど杞憂でした。自由行動再び。2Fのバルコニーへ。
 そこには、四枚羽を持った男性の姿が。完璧にあの像の人物ですな。ていうか翼が邪魔そうですな。
 男性は何かを書いていた用紙を紙飛行機にして飛ばしました。
 ……今までアドルたちが見てきた飛行機がすべてこの男性が飛ばしたものだとしたら、ずいぶん長い距離を飛ぶ紙飛行機だってことになるな。
 男性の名前はエルディール。この世界に調和をもたらしてきた者です、と神様発言来ました。
 2Fから降りてくるエルディールとアドル。本当、翼が邪魔そうだな。横幅取ってるよ。そして先ほど案内してくれた女の子はリーザというらしい。カンリリカが姉だと言っていた名前だっけ?
 彼女を下がらせ、棚を眺めながら、ここにあるものは将来発明される予定のものなんだ、と語るエルディール。ソウデスカー。
「発明される予定?」
 いつか誰かが、ここにあるものを発明するってことさ、と当然のように告げるエルディール。ここの知恵を人に与えることで歴史の調和を図ってきました、と。やっぱり神様か。
「神様みたい……」
 ナイス突込みだ、アドル。
「ハイランドではそう呼んでくれる人もいますがね」
 と笑うエルディール。違うのか。船の設計図を見せてくれました。船足の早い船らしい。
 ここで現実に戻されました。
 さっきのリーザさんが入ってきてました。
 エルディール様がアドルを選んでこの地に招致した、と話すリーザ。それは凄い話ですねぇ。塔の知恵を授けるために、とは話してくれましたが、アドルは塔の知恵を授かる前に姿を消してしまったらしい。でも塔の記憶をアドルが持ってるってことは、塔には行ったんだよね、きっと。
 この一帯には特別な結界が張られていて、外から訪れた客は、この結界を出るとすべてを忘れる仕組みになっているらしい。
「それが記憶喪失の原因?」
 頷くリーザ。この街の秘密やエルディールの存在を守るために、と。
 が、これまでのことや自分の名前も忘れてしまうなんて、と顔を陰らせるリーザ。
「今までに同じことは?」
 少なくともリーザは聞いたことはないらしい。ってことは、こっちの記憶喪失はまた別なのかね。この地を離れた人が戻ってきて記憶を取り戻すというのも初めてのことだとか。
 エルディール、てっきり石像にされて眠ってるのかと思ったけど、どうやら普通に生きてるっぽいです。明日にお会いしましょうとか言われました。その時は是非、仲間全員でお願いします。

 翌朝、仲間に昨夜のことを話した様子で始まりましたが……やっぱり直ぐには呑み込めないようですね。でも神様ってことは呑み込めたようです。
 知恵を受け取った人が外に出て記憶を失うなら、受け取った知恵も忘れるんじゃないか? という突っ込みに。確かに知恵も忘れてしまうけどその人の閃きに変わるんだと教えてくれるカンリリカ。
 そして、今日は外出の許可が下りました。カンリリカも同行するようですが。そして街の北には行ってはならない、という制限まで。むろん守る気はありません。
 けれども。街の北あたりがエルディールの住んでいる塔だと聞かされ、行く気を失くしました。なんだ。無断で入ると落雷であっという間に黒焦げらしい。燃焼防止の札を装備すればダイジョブ(そういう問題じゃない。

 さて、さっそくお買い物に行きますか。

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