――翌朝。
モノクマの生声で目覚めるという、最悪の朝を迎えました。
どうやって入って来たんだよお前! もうこのセリフも言い飽きたけど!
何しに来た! と叫ぶ誠に、趣向を変えて直接お越しに来たの、と笑うクマ。満足そうな笑顔が憎たらしい。
そして。せっかくだから僕の口から教えてあげようかなぁと思って、と勿体付けるクマ。仲良しクラスメイトの誰かさんに、何かあったみたいなのにさぁ! と。
まぁ、分かってたことだけれど……今度は誰だ。
まずは食堂へ行きました。
朝日奈、ハガクレ、サクラ、ビャクヤ。
ビャクヤがいることは意外だけど……ちょっと安心。殺されたわけじゃないんですね。……犯人の可能性は残ってるけど。
他の人たちはいないみたいです。
手分けして捜すことになりました。彼らの安否と、何が起こったのか、を確かめに。
廊下に出て、朝日奈と会話。みんなの部屋をノックしてみたけど返事がない、とのこと。何が起こったのか確かめに行ってるのなら、学校の2階、とか?
トラッシュルームにはサクラの姿。
ここには何もないようだ、とのこと。
なぜここに? と問いかけると、もしかしたら先日の誠の推理が頭のどこかに残っていたのかも、と言うサクラ。何かが起こったのならば、ここでまた、証拠隠滅が行われる。そんな連想をしてしまったのかもしれない、と。
校舎側へ行くとハガクレ発見。
特に、何もなし……。
図書室にはビャクヤ。なんかいつも通りって感じだな。
……他を探してみろ、と言われますが、そう言われると余計に気になるんだって。
奥の扉をチェックしてみると、やっぱりビャクヤに止められます。そっちには何もない、この俺が調べてるんだから間違いない、と。
もう。絶対に何かあるのに。
仕方ない。ここは諦めて、次行きます。
……と思ったところで、先日の体育館でのクマの話を思い出した。
ハガクレが工事現場の音、と言ったのを、クマはマシンガンの音、と返した。
マシンガンがあると言えば、水練場。
……まさかね。
と思いながらも水練場へ。
良かった、何もない。
が、マップを見ても、次に行くべきところが見当たらない……。
イベントが起きてるところって、マップ見ても分からないようになってたんだっけ? 仕方ない、いっこずつ手探りで行きますか。
まずはプールに行ってみようかな、と男子更衣室の扉を調べてみたら、いきなり「あれ?」と誠が不審な声を上げました。
え……。ビンゴ?
ロックが掛かってるはずじゃなかったっけ? と。
そうだっけ?
と、ここでチャイム。これは何のチャイムだ。
現在は捜査のためにロックを解除してあります、というモノクマの校内放送。
そうかよ、どうもありがとう。
「決まりだな」
と背後からの声に心臓を縮み上がらせる誠。背後にはビャクヤの姿。
今のモノクマの口調からして、殺人が起きたのは間違いないようだ、と確信するビャクヤ。そこは分かってたけど……誰が殺されたのか、まだ分からないよ……。
女子更衣室を見てみろ、と促されました。
とはいいつつビャクヤの方が先に女子更衣室を開けます。
その先には……って、フカワしかいないよね、女子更衣室だもんね。
はたしてそこには。
……あら? チヒロ、でした……。