第7章、初っ端から怪しげな雰囲気です。
ロウランが怪しげなローブの人物に何かの書類を渡してます。
さっき第6章が終わったばかりで少年に「裏切り者」の話を聞かされたからか、余計に不穏。
ロウランと密会してるのは、多分他国の誰か。
「情報や資源を渡してくれてありがとう」的なお礼を言われ、ロウランはロウランで「こんなこと簡単にできる」と悪い顔で笑うし。
その様子を窺うガットーの部下とか、色々と不穏な要素が満載何ですが――ロウランにも考えがあっての演出じゃないのか。何だろうなぁ。
第7章 裏切り者ロウラン
ちょ、タイムリーな章タイトルなんだけど(;`・ω・)
ドキッとしました。やめてくれ。
ロウランとローブの誰かとの密会を見ていたガットーの部下が、ガットーに報告しました。
こちらの情報や資材を流しているようだとの言葉に、ガットーは「夢でも見たんじゃねぇか」と頭をかき。でも笑い飛ばして終わりではなく、目撃したという彼に念のため調査を依頼しました。
うん、さすがお頭。ロウランのこと信頼しつつも可能性として見過ごすことはないっすね。
良かった良かった。
場面が変わって王座の間。
シャリアは「開発大臣」になったようです。
頼もしい。
ゴロネールの方は有効な対策が見当たらないね、とため息つくセシリウス。
同盟の話をするどころか近づくこともできない。
国同士でいがみ合ってる場合じゃないのに、とエバンが大人発言。
偉いね、エバン。
沈黙したロウランが意味ありげにエバンを見つめております。
いやぁ、ミスリードミスリード( ;-`д´-)
もしかして昨夜のはゴロネール王国の誰かだったんですかね。
ロウランが情報と資材を流して囮に使ってるとか、信用させるために芝居打ってるとか、そんなイメージの方がしっくり来る。
セシリウスがもう1つ国内のことで報告しようとしたとき、何とムサカが飛行船で登場。
今更だけど悪役顔だよね、彼。
エバンたちの役に立てるような何かがないかと考えてくれたらしい。
結果、飛行船「スプートニクス号」を使ってもらうことにした、と決定事項で告げられました。
いえ、結構です。
あのでかいムサカの顔がついた飛行船で自国にお帰りください。
画面前で突っ込みましたがエバンたちはすんごい乗り気。喜んでます。
え、マジで。え、あれに乗るの? 乗っちゃうの?
ロウランがボソッと顔について呟き、我に返る皆(笑)
特にシャリアが容赦なく「無駄以外の何物でもない」と指摘。
風抵抗が激しいらしい。
ショックを受けるムサカを無視し、全員一致で容赦なく顔を取り戻す行動に出ました。
飛行船を譲り受ける立場なのに遠慮なし。
やっべ、超好きな展開(笑)
Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
考え直さないか!? と慌てるムサカは全員無視っす。
エスタバニアの外に行き、すぐ近くに止まっていたスプートニクス号へ。
ムサカが「顔だけは残してくれ」とか言ってますが、顔だけは取り外したいんだよ、こっちは。
もちろん却下です。
シャリアの強さが素晴らしい。
完成したスプートニクス号は、顔はもちろん取り外され、装甲もメタルブルーに。
カッコいい~。
私はこっちのほうが好き~。
飛行船を譲ったので帰れなくなったムサカ。
頼みがあるんだが、と畏まって言うから何かと思ったら「送ってくれ」だった。
まさかのコメディ要員だったことに唖然とするしかないっす(笑)
飛行船のチュートリアルも兼ねて彼を送り届けます。
ちょっと機体が安定しないな~とは思いますが、これで行けるところが増えましたね。
王国もレベルアップしてますます資金が潤います。
人材が足りないよー。
そういやセシリウスが国内について報告しようとしたときにムサカが乱入したんだっけ。
話はなんだったのか、ムサカを送り届けたあと城に戻って報告再開。
と思ったら、ここからしばらくは自由行動できなくなるっぽい。
準備してからのほうがよさそうかな。
ロウランが一時的に抜けるとか、そういうことかな。
ゴロネール入国するためのスパイ活動であることを願うばかりですが――特に準備は要らないか。
そのまま報告聞くことにしました。
改めて、セシリウスの報告。
「王国で管理している資材の数が資料のものと合わない」
「夜間にローブをまとった男の姿がたびたび目撃されている」
こういった声が複数の国民からいくつも上がっているとのこと。
この国に泥棒がいるなら黙っちゃおけねぇな、とガットーが熱弁しながらロウランを凝視。
あからさま過ぎるから。
この男に演技は向かないわ。
シャリアもまた、エスタバニアはセキュリティがしっかりしてるとは言えないものね、と肩を竦めてます。
本当に、仰る通りですね。
早急に手を打たなければいけないからという理由で、今夜、食事後に手を打つ提案をすると、ロウランは拒否。疲れが溜まっているからという理由。
でも、急ぎなら自分抜きでやってくれて構わない、と加えました。
ますますガットーの目が厳しくなります。
エバンは素直に頷きますが、ガットーとの間に壁ができるなぁ。
というかロウランのわざとらしさは何なんだ。
その場から離れていくロウランを見送った後、寂し気に俯くガットーが切ない。
そして、夜。
自粛するとか証拠隠滅で動くのかと思いきや、ロウランは再びローブの人間と密会。
ちょっとロウランらしくない。
取引はこれで最後。
情報提供と資料を今までありがとう、とローブの人間に感謝されました。
ロウランが悪い顔で、待遇さえ良ければ敵対国に移ったっていい、と発言。
あー、こりゃ密偵活動で決定なのかもねぇ。
次の日。
皆が集まる前でガットーがロウランを糾弾しました。
本当に直情的だなぁ。
もう少し証拠集めとか周囲に相談とか、そういうことするのではなくストレートに来ましたかー。
ロウランが監督する日だけ資材の数が狂っているし、昨夜の密会は俺も目撃した、と。
エバンがセシリウスに助けを求めますが、これだけ証拠が揃っていれば庇えない、との言葉。
え? (´・ω・)
どこが「これだけ証拠が揃っていれば」なんだろうか。
有能執政官と思っていたセシリウスですが、本気でそんなこと言ってるなら見る目が変わっちゃいます。
ロウランはロウランで「もともと俺の力はもっと大きな国の方が合っていた」とか似合わない大言を空々しく吐くし。出て行けと言われれば出て行こう、とあっさり踵を返しました。
――止めようと立ち上がるエバンですが、止めきれずに見送るしかないのがまた切ない。
城を出たロウランにさっそく、ゴロネール王国からのお誘いが来ました。
はっや。
監視、との言葉で腑に落ちた。
なるほどなぁ。
あの場には身内しか集まっていないけど、個室とかじゃないし、セキュリティも甘いし、盗み聞きしようと思えばいくらでもできる状態。だからロウランの嘘くさい演技が必要だとか、そういうことだろうか。だとすると、セシリウスがあっさり見送ったのも演技なんだろうか。エバンとガットーは知らなかったっぽいけど、うーん、どこまでが本当なのか。
ゴロネール王国に案内されたロウラン。
玉座の間にいるチューダインと謁見しました。
久しぶりだな、とか言われましたが、ロウランと実際に顔合わせたことあったっけ?
ああ、地下水道で追い詰められ、エバン抱えて飛び降りたときだっけ?
チューダイン王の隣には大臣のダリシン。
エバン王と共に新国家を興したロウランのことを高く評価しているらしい。
そりゃどうも。
実に光栄だ、と嘘っぽい笑いを返すロウラン。
それ以上は会話もしたくないのか、早速本題に入るロウラン。
要求は至ってシンプルに「地位」と「金」だ、と断言。
度胸ありますな。
なんならエバンたちを敵にしたっていいぜ、と笑うロウランにチューダインは目を細め、能力のあるものは積極的に取り立てる主義だ、と。良いこと言うね。
けれども、その前に1つだけテストを課されました。
地下牢に行けと言われ、行ってみるとカリューが捕まってました。
案の定、彼を殺すことが採用のテスト。
さて、どうするのか。
ロウランは拳銃を向け、二発。
倒れるカリュー。
ええと。
針とか直接手で絞殺すとか、そんなんだったら抜け道あると思うんだけど、普通に発砲するって、どうなんだろう。拳銃の弾が神経に働くヤツとか超強力な睡眠剤とかになってる、っていうのは苦しいかなぁ。さすがに殺してエバンの元に帰るってのはないよなぁ。
場面は変わり、エスタバニア。
やっぱりエバンが沈痛な顔です。
ガットーは意地張ってるだけのような気もするけど、セシリウスは超淡々と「忘れましょう」と促しました。切替早いです。
再び舞台はゴロネール。
寝返ったロウランは着々と実績を積み上げ、チューダインから信頼され始めている模様。
「王家の紋章」を知っているかと聞かれました。
この国に代々伝わる王の証のこと。
ゴロネール王国の重要な施設や設備を利用するために必要となる「カギ」としての役割を持つらしい。
赤い宝石のペンダント。
それはこの国の玉神旋でも必要になる。
それを手に入れたいと言うことだな、と問えば、さすが話が早いと微笑まれ。
エバンが身に着けていたから、それを奪うとなれば流石に時間と準備が必要だ、と回答。
さすがにエバンと真正面から戦う舞台を整えるのは無理だよね。引き延ばし作戦か。
それとは別に、何か大臣からも頼まれてやるぜと仕事を貰い、ゲッシー隊長に会議時間変更の連絡を頼まれました。
ゲッシー隊長に、会議時間変更の連絡を行い、次いで、城内警備の人員配置について急な変更がかかった、と伝えました。いや、そんな依頼はなかったから、ロウランの独断ですね。
今夜、ことを起こすつもりなんだろうか。
セシリウスとどうにかして連絡を取って、城内に招き入れるとかかな。
ゲッシー隊長はあっさりロウランの言葉を信じて、人員配置をするようです。
この隊長、失格ですな。
実績積み上げてても、指揮命令系統に組み込まれてない外部のロウランを信用するなよ。
果たしてその夜、ロウランは自ら行動を開始。
手薄になった警備の隙を突いてエバンの部屋へ。
船を入手したときの回想が入りました。
王家の紋章の存在を知り、考え込むロウラン。
この時からロウランの頭には今回の計画が組み立てられてたってことでしょうかね。
エバンの部屋から隠し部屋へ。宝箱から王家の紋章を発見。
チューダインは赤い宝石だと言っていたけど、実際には緑。
何かの条件で緑から赤に変わるんだろうか?
そう思ったけど、ロウランは別の可能性、チューダインが自分のハッタリを見抜くための嘘を織り交ぜたのか、と思い至り。つまり自分も監視されている、と思考が進んだところでチューダインたち登場。
ロウランの目的は果たしたものの、一番穏便な作戦は失敗。
あとは騒ぎを起こしてでも脱出するのみ。
時間稼ぎなのか何なのか、兵を引き連れたチューダインに対し、対話に持ち込むロウラン。
先代を毒殺する理由を問うと、一族が迫害された仕返しだと応えてくれました。
ならば、迫害されていたチューダインがなぜ王の側近になれたのか。
側近にすることで一族を簡単に動かすためだろう、と。
きっとチューダインの思い込みですね。
その先の想定を自分で気づいて欲しいという想いなのか、言葉を重ねようとしたロウランは、チューダインの隣にいたダリシン大臣にボウガンで腕を射られました。
都合の悪いことは喋るな、チューダインに考えさせるな、ってことなんでしょうね。
さっさと殺せと命令する彼からは紫の瘴気が立ち昇りました。
ああ、なるほど、操られてるのはそっちか。
素早く状況を理解したロウランは早々に撤退。
サングラスをかけ、閃光弾ならぬ閃光フニャ弾(笑)
皆が目を眩ませている間に脇をすり抜け、廊下へ。
地下牢に立ち寄り、カリューを目覚めさせ。
どうやらカリューには銃弾ではなく仮死状態にする魔法が撃ち込まれていたようです。
うーん、ご都合主義(*´ω`*)
二人で蛙になる飴玉を舐め、チューダインたちが地下牢に踏み込む頃には用水路に身を潜め。
脱出成功ですね。
その頃のエスタバニア。
帰ってこないロウランをずっと待ち続けている皆ですが、玉座にいたエバンが静かに「本当のことを話すのはいつ?」とセシリウスに問いかけました。
もう態度は落ち着いてます。その表情には不安な様子もなく。
もう、一連のロウランの動きは演技だと、彼の中では答えを出したようです。
気付いていたのかと驚くセシリウス。
ロウランなら徹底的に隙を見せずにやるだろう、と頷くエバン。
今回の件はロウランにしては手抜き過ぎたと指摘しました。
信頼してくれて嬉しいね、うちの王様は。
セシリウスが芝居を認めました。
そして、ローブ姿の人間は自分だった、とも告白。
おお、それは気づかなかった。
城にはあちこちにゴロネール王国の監視の目があったから、ロウランはそれを逆手に取ることを思いついたらしい。
ガットーは態度に出やすいから、真実を知らせないまま本気で怒らせた方が信憑性を増すだろう、と。
そんな割り切りも彼らしいw
そこに、ようやくロウランが帰ってきました。
無事です。わーい。
「迷惑をかけたな」
「心配したよ。無事に帰ってきてくれて本当に良かった」
そんなやり取りが微笑ましい。
そこで「これからまたよろしく」的な流れで終わるかと思ったら、だまして悪かった、と全員に対してロウランはキチンと謝罪しました。いいね。
そしてエバンへ王家の紋章を。
これがあれば安全にゴロネール王国に入ることができる。
チューダインもこの紋章を欲しがっていたから、ゴロネールと取引するための最大の武器になる可能性が高い。
最初は驚いていたエバンですが、表情を引き締めると、母国に行くことができる、と覚悟を決めてくれました。
これでこの章も終わりですね。
相変わらず夢の中へ。
チューダインと父上は憎み合っていたのかな、と零すと、長く一緒にいても、距離が縮まらないこともあるんだ、と説明だけを返し。
第7章は終了っす。