石丸とモンドの暑苦しい会話を聞きながら残念な朝食会を過ごしたあと、部屋に戻ると、誰かが訪ねてきました。
扉を開けると強引に入ってくる誰か。
前も同じパターンがあったな。
が、今回はフカワさん。引きこもっていた彼女が、いったいなぜ?
一緒についてきて欲しい場所があるのだというお願いらしい。
どこ? と聞き返すと、図書室、とのこと。
ビャクヤがいるところですか? なんだか強引に図書室に行くことになりました。
フカワさん……今回のターゲットになったりしない、よな……?
図書室に入ると、以前と同じように本を読んでいるビャクヤが。
と、声をかけなさい、と無茶を言うフカワ。
お前がかけろや。
……強制的に、声をかけることに。
が、ビャクヤから声をかけてきました。当然、気づいてるよねぇ。さっさと出て行け、と言われました。
が、フカワは。
「弱い男を支配するより強い男に支配される女になれ、って言ったわよね」
とか、意味が分からん言葉で語りかけました。チャレンジャーだな!
惚れたのか、フカワ?
俺はそんなこと言ってない、と言うビャクヤに、あなたの言いそうな言葉を私が考えたのよ、と。ダメだコイツ。
一笑されて「出て行け」と言われました。しかも臭うから風呂に入れ、と女の子に対して失礼なことを。
この無神経男め。
廊下に出て、叫ぶフカワ。ショックだよねー、と慰める誠ですが、直後。
「あたしのこと心配してくれてたッ!」
と乙女な瞳で叫ぶフカワ。もう自由にすればいい。危ない妄想をしながら去るフカワ。……本当に、大丈夫かな……。
突然現れるモノクマ。
だから! 現れ方がいちいち怖いんだよお前は!
ただ単に面白がって笑ったら去っていきました。何がしたいんだよあの熊!
部屋に戻った誠。
なんと、自由時間を貰えました。このパターンもありか。