冷静なビャクヤが妙だと呟きます。
チヒロの死体は磔。そして、壁に書かれた血文字。
……これ、首つりで死んだってことか……? いまいちよく見えない。見たくもないんだけどさ。血文字はどうやら「チミドロフィーバー」と書かれているらしい。誰だっけ。ああ、モノクマの口癖か?
さすがにこの言葉は前回のように別の言葉にすることは無理のようです。
なんとも惨すぎる殺し方だ、と意外な言葉がビャクヤの口から出てきました。本当に意外。この殺人を肯定するのかと思ってたから。
この殺人は、素人がやったにしては猟奇的すぎるんだという分析らしい。
……誰だっけか、最初の方に猟奇的な殺人鬼の話をしてましたね。何百人も殺したとか何とか。あれか? それなのか?
まるで快楽殺人のようだ、と呟くビャクヤ。
ここに飛び込んできた石丸。
チヒロの死体を見て絶叫。
そして流れる校内放送。今度は何だよ……。
「死体が発見されました!」
というクマの姿。お前が死体になれ。
一定の自由時間の後、学級裁判を開きます、という放送。
……ってことは、外部の猟奇的な殺人鬼が紛れ込んだわけじゃなく、チヒロは仲間によって殺された訳ですね。それとも、最初からその殺人鬼が紛れ込んでた……?
そして、ばらされたくない過去で、それをばらされかけたから、今回は犯行に及んだ……? まぁ、推理は後で行うとして。
今のは死体発見アナウンスだと教えてくれるビャクヤ。サヤカの時は気絶してたから聞いてなかっただけで、サヤカの時も流れたらしい。3人以上の人間が死体を発見すると、あのアナウンスを流して、全員に知らせるんだとか。
……ふぅ。
ほどなくして仲間が更衣室に集まってきました。
サクラが「守れなかったか……!」と悔恨も露わにどす黒く、怒りをためてます。はっきり言って、怖すぎます。石丸は滂沱の涙。セレスはいつもと同じく冷静に、学級裁判がまた始まるのですね、と判断。モンドは呆然? ヒフミは現実逃避。
ハガクレとフカワがいねぇな。キョウコと朝日奈もか。
と思ったが、キョウコはいました。更衣室にひっそりたたずんでました。
さ、捜査開始です。
チヒロを調べようとすると、それよりも先に壁を調べろ、とビャクヤから待ったがかかりました。いいじゃないか、何から調べても。
言われるがまま血文字を調査。チミドロフィーバー。
ダイイングメッセージとは違うわね、とキョウコさんが冷静に分析。石丸が聞いたことのある言葉だと気づいてくれました。過去を回想。あらら、教えてくれてたのはビャクヤでした。ビャクヤが猟奇殺人犯の可能性……ない、よな?
あ、ハガクレ発見。普通にいたのか。
「ジェノサイダー翔だべッ!」
と汗だくで叫びます。巷をにぎわしている連続殺人犯。
そして朝日奈もいました。
「誰かがジェノサイダー翔の事件を真似たってこと?」
青い顔で怯えてます。
「あるいは……本物のジェノサイダー翔の仕業か……」
ビャクヤの言葉に頭を抱えるハガクレ。気持ちはわかる。
と、ここでようやくフカワが来たようです。更衣室の入口に彼女の姿が。血が苦手だという彼女は絶叫して気絶。しかも頭を殴打。
……大丈夫か?
これは気絶で故意の就寝にはならないから校則違反にはならない、とのこと。
そして飛び起きたフカワは完全に常軌を逸してしまったようで、笑いながら意味不明なことを叫び続けます。これ、意味ある叫びなんだろうか。
朝日奈と石丸が彼女を部屋に連れて行くことになりました。
残った者で捜査を続けます。
現場の見張りは以前のようにサクラとモンドの二人。
またしても唐突に現れたモノクマから、モノクマファイル2をゲット。
と、戻ってきたモノクマが重要発言。
このコロシアイ学園生活で“同一のクロが殺せるのは2人まで”とのこと。今追加された校則らしい。だって、1人でたくさん殺しちゃうと、楽しい学園生活が直ぐに終わっちゃうでしょ? と身勝手発言をするクマ。本気で殺意が湧くよね。
なぜ1人じゃない? と尋ねるサクラに、ミステリー的には連続殺人事件勃発って響きも捨てがたいから、と答えるクマ。
そして去っていく……。
2人までということは、あと1人殺される可能性もあると……いうことで、って、セレスも同じ考えですね。フカワじゃないだろうな……。
捜査開始、です。