学級裁判が始まりました。
事件の簡単な流れをまとめて説明し、いよいよ議論へ。
●凶器について
弾丸「新品っぽいハンマー」
論破するセリフ「滅多打ち」
ハンマーを凶器にして弐大を滅多打ちにしたら、多少なりともオイルが付着していないとおかしい。
しかしハンマーは綺麗なままだった。だから、凶器としては考えられない。
では本当の凶器は何だったのか?
――それがいまだに私も分からんが……。
逆に考えよう、と七海からの提案。
オイルが付いてないから凶器じゃない。では、オイルが付いてる物が凶器ってことだよね? と。
……となると柱しか考えられんが……ああ、何かの仕掛けで柱が勝手に倒れてくるように設定して、あとは弐大が勝手に押し
潰された、ということか……?
●あの場でオイルがついていたもの
選択肢「倒れた柱」
どうやら先ほどの推理で合ってる様子。
でも弐大ならあの柱を持ち上げられたはずだ! と叫ぶオワリ。誰と張り合ってるんだよ;
弐大の自殺だったと? と険しい顔をするガンダム。
が、オワリが猛反発。
自殺という言葉に、狛枝との会話を思い出す日向。
うーん。
持ち上げなくても柱を凶器にする方法ならあります、と真面目な顔でソニアが言ってくれました。
●柱を凶器にする方法
弾丸「柱の欠片」
論破するセリフ「柱を倒した」
柱を倒して弐大にぶつけたにしては、あいつの体の上に破片が散らばってなかったよな? と、私も論破されました;
あららら。そういえばそうでしたね。
柱を使って殺す方法なら他にもあるよ、と言う狛枝。
柱だけではダメで、そこに「ある物」を組み合わせることで、ようやく可能になる、と。
……ワイヤー? それに柱を縛って、ワイヤーを振り回して凶器にしたとか?
●ドッキリハウスの秘密
弾丸「タワー内の違和感」
論破するセリフ「まったく同じ場所」
ブドウ回廊からマスカットタワーに入ったとき、弐大の死体はイチゴ回廊の扉の前にあった。
イチゴ回廊側からストロベリータワーに入ったとき、死体はブドウ回廊の扉の前に移動していた。
床が180度回転するとか、そういう仕掛けがあっただけだろ、と左右田が言いました。
あれ。私もそんな感じだと思ってたけど、どうやら違うようです。
狛枝にまで冷たくあしらわれました;
――ソニアの反論が来ました。
誰かが弐大の死体を移動させたのだ、と。
無理だろう。
弾丸「床に広がったオイル」
論破するセリフ「現場の物はすべて」
形あるものは可能かもしれないが、床に広がったオイルを持ち運ぶなんて不可能だ、と追い込みます。
――あっさり謝罪するソニア。素直だなぁ。
構造を解き明かすには手がかりが少なすぎる。
嫌だけど、ここは狛枝に頼るしか、ありませんよねぇ。
狛枝は「大ヒント」を教えてあげよう! と、あくまで教えない気です。
けれどそれでは意味がない、と上から目線。ちゃんと学級裁判をやってもらわないと――って、どういう意味だろう。
これが放送されてるから?
そんなの気にする狛枝じゃないと思ったんだがなぁ。
なんでオマエだけがそんな手がかりを知ってるんだ、と逆に責められる狛枝。
選択肢「命がけのゲーム」
お前がファイナルデッドルームで命がけのゲームをクリアしたからなんだな? の質問に、素直にうなずく狛枝。
コンクリートで囲まれた隠し部屋の窓から奇妙な景色を見た。
彼はしっかりとデジカメで撮ってきていました。
そこには森が広がっていました。
――が、ストロベリーハウスの1階から撮影した、という割には木の背丈が。
これは2Fとか3Fから撮ったっていう方がしっくりきます。
というか、そういうことなんだろう、きっと。
実はストロベリーハウスはマスカットハウスの上に位置している……?
●写真のつじつまが合わない点
まずは、森。
どう見ても1階から撮影されたものではない。
2点目は、丸い建物の端っこをチェック。
タワーの奥にもう1つのハウスが見えるはずだが、窓からの写真にはそれが見えない。
狛枝が答え合わせをしてくれます。
ストロベリーハウスの1階は高所にあり、しかもタワーの奥にはマスカットハウスなどない。
そこから先は自分たちで考えてよ、と投げられました。
日向はもう1つのヒントを知っている、と言われますが、なんだっけ。
狛枝がいきなりマスカットハウスの2階に現れたときのことを言っているようです。
あのとき、狛枝はどこから来たのか?
七海が首を傾げながら「上の階からでしょ?」と何の疑問もなく答えます。
正解、と言いますが、ソニアも疑問。
マスカットハウスの3階にはモノクマ資料室しかなかったはず。
じゃあどういうことだろうね? と嬉しそうな狛枝に腹が立ちます。
●狛枝が3階から現れた理由――ロジカルダイブ
①どちらも存在する?→存在する
②別の建物?→同じ建物
③位置関係は?→縦並び
ここは私も分かったんだが――エレベーターの「揺れない」と180度回転を加えると、また考えが破たんするんだよなぁ。
ストロベリーハウスからは見えない位置にあった。
つまり、二つの建物は同じ建物の中の別の階に存在していた。
実は6階建ての1つの建物だった。
●ストロベリーハウスがあったのは、マスカットハウスの上の階
そのため、ストロベリーハウスから撮った写真が高所からの写真になっていた。
ストロベリーハウスは4角形で、マスカットハウスが6角形だったことはどう説明するんだ? という左右田ですが、あっさ
り論破。まさにそんな先入観を利用した建物だ、と。
そんな特殊な建物だったからこそ連れていかれるときに眠らせ、外観を見せないようにしていた。
ドッキリ大成功! とモノクマが嬉しそうにガッツポーズしました。黙っててくれ。
タワーも同様に、マスカットタワーの上にストロベリータワーがあったはず。
床は移動式だった、ということですね。
弾丸「タワー内の違和感」
論破するセリフ「ダミーの死体」
超苦し紛れなセリフだなぁ。
マスカットタワーで弐大の体を分解していた。どう分解されるか分からないのに、それと同じダミーを用意しておけるはずが
ない。
●閃きアナグラム――エレベーター
タワー自体が丸ごとエレベーターになっており、内側の部屋が上下する仕組みだったと考える。
それなら、イチゴ側から入ってもブドウ側から入っても、同じ部屋にたどり着ける。
ソニアが混乱してます。
もしエレベーターなら、奥の扉にあったマークが変わっていたのはなぜか?
ソニア、犯人っていうオチは……ありうるな……。
変わってなかったものを見つけてみようと、と七海に提案され、考えてみました。
選択肢「すべて床にあった物」
エレベーターの特徴は、
選択肢「床だけが動く」
扉はどこに繋がっていたのか? というオワリの質問ですが、あれはただの飾り。どこにも繋がっておりません。
その扉が、マークの示す場所に繋がっていると勘違いをさせるために。
ちなみに、扉に巻き付けてあったチェーンにはどんな意味があったのか?
左右田の質問に、狛枝が答えてくれました。
皆をストロベリータワーから遠ざけるために。チェーンが巻いてあれば、ストロベリータワーには入れないと思い込むという
算段です。ストロベリータワーに入れば、死体がそのまま移動してくるわけだから、違和感に気づく。
そうすると建物の構造も分かってしまうかもしれない。
そのため、遠ざけていた。
田中が重要な質問を。
両ハウス間を移動するための連絡エレベーターはどうなっていたのか?
うん、私もそれを知りたい。
あー、皆さんの疑問はそことは少しずれるようです。
もう180度回転前提で話を聞いていたので……私としては、上下に移動するにもかかわらず、移動していないかのように静
かだ、というところを突っ込みたかった。単純に高性能なエレベーターだったということで片づけよう。
●エレベーターから出たとき、タワーは同じ方向になかった。その訳は?
弾丸「左右田の証言」
論破するセリフ「縦に動いているはずだ」
あの連絡エレベーターは、ただ縦に動いているだけではなく180度回転していた。
あー、てっきり垂直落下のエレベーターがそのまま180度回っているのかと思ったけど、外周を滑り降りてたのかー。
●オクタゴンの言葉の意味
選択肢「8角形」
では、その8角形はどこにあるのか?
スポットセレクトですが――これ分からなかった。
適当にバシバシやってたら適当に当たっただけで;
マスカットより上にある青い廊下です。
6角形から4角形を切り抜くと角が8つ。8角形になる。
へぇ、そう(棒読み
極上の凶器はそこにあったのか? と尋ねるオワリに、狛枝は首を振ります。
極上の凶器の正体を「知った」のだと。
それは、ドッキリハウスそのもの。
犯人は、あの建物の構造を凶器にして、弐大を殺した。
素晴らしいよ、と笑う狛枝の声で、前半は終了―――。