モノクマファイル。
被害者となったのは狛枝凪斗。
死体が発見されたのは、ヌイグルミ工場内にあるグッズ倉庫。
死亡推定時刻は、ほぼ正午くらいだと思われる。
槍で腹部を貫かれている他、両足の太ももには刺し傷があり。
さらに、左腕には切られた傷があり、右手にはナイフが貫通している。
「モノクマファイル5」を記録。
全員と会話。
天井の梁に、直線で付着している血痕を発見。
「梁の血痕」を記録。
ただいまの時間は十二時半。狛枝が死んだのは、30分前ぐらい。爆弾を見つけるために皆バラバラで奔走してたから、アリ
バイなんてあるわけないですよ。
狛枝の死体を調査。
「拷問された跡」を記録。
槍はネズミー城にあったもののようです。槍の柄部分に分銅がついていて、獲物に絡めることができるようになっているらし
い。一部分だけ血痕がついてないところがあるから、犯人が握ったか何かして、分銅の部分を振り回しながら投げて、突き刺し
た――ってことかなぁ……?
「グングニルの槍」を記録。
左手を調べると、手のひらに血痕はなし。手の甲にもないが、第二関節から先は血痕有。
手を握ってれば手のひらに血痕はないかもしれないけど、手の甲が、いまいち状況が分からないなぁ。
「左手の血痕」を記録。
口の下に血痕は飛んでいないので、ガムテープで塞がれながら拷問を受けたってことか……?
口を割らせることが目的なんじゃなくって、やっぱり拷問することが目的なのかな……。
「ガムテープ」を記録。
右手を縛るロープの先は焼けていた、とのこと。
「燃えたロープ」を記録。
ナイフで両足と左腕を傷つけたあと、右手に突き刺した。とどめに槍で刺殺。
2つの凶器を使わざるを得ない理由があった……?
「アーミーナイフ」を記録。
モノクマ人形を調査。
「等身大モノクマ」を記録。
ライターを調査。
オイルライターは人が手に持ってなくても燃え続けることが可能らしい。
「オイルライター」を記録。
その場から1つ離れ、続いて、倉庫の中で大量に倒れているモノクマパネルをチェック。
ドミノ倒しのようになってます。遠隔で火をつけさせるためのトリックだよねー。
「モノクマのパネル」を記録。
MP3プレイヤーを調査。
すでにスプリンクラーでダメになってるようです。
「MP3プレイヤー」を記録。
ソニアと会話。
爆弾が偽物だったと知っていた理由と、中央島じゃなくて軍事施設にいた理由を聞いてみました。
島を探索していたとき、軍事施設に大量の爆弾があるのを発見していたから、軍事施設が怪しいと思って調査に行ったらしい
。結果、軍事施設にあった爆弾はすべて消えていた。実はソニアは遺跡の扉を爆弾で壊そうと試みたことがあり、軍事施設の爆
弾は偽物だと知っていた。だから、狛枝が軍事施設の爆弾を持ち出したなら、それが偽物であると、確認することができた。
とのことですが――遺跡の扉を爆破しようとしていたって、一歩間違えれば日向たちにも被害が及んでいたかもしれない危険
な行動ですよ、ソニア。
「ソニアの証言」を記録。
倉庫の中は一通り調べ終わったので、続いて捜査場所を変えます。
軍事施設、ヌイグルミ工場、ネズミー城、狛枝の部屋。
現場の見張り役は、今回はなし。人数が少なくなったから仕方ないよ、と言う七海。
皆も異論なく、その場は解散しました。
さて、直ぐ隣のヌイグルミ工場へ。
ノートパソコンを調査してみましたが、ロックがかけられていて、それ以上は調べられません。
大量のモノクマ人形をチェックしてみると、ソニアが分解する気になりました。
ヌイグルミの中に爆弾が仕掛けられてるんじゃないかと。
モノクマが登場し、それを阻止。僕は綿以外は入ってないから超軽いよ、とソニアに持たせて納得させます。本当かよ。
が、モノクマの中に爆弾を入れておくのはいいアイデアだね、と採用されることに……?
てか前作はモノクマの中に爆弾が入ってただろう。
「モノクマの証言」
続いて軍事施設。
左右田と会話してみましたが、何もフラグは立ちません。
重要人物じゃないんだ、左右田(笑
トラックの中からはアーミーナイフ。狛枝の右手に刺さっていたナイフと同じもの。
ネズミー城へ。
中に入り、凶器となった槍が飾られていた壁を調査。
狛枝を殺した凶器とまったく一緒の槍が、残り2本。前に来た時はちゃんとあったよな……?
さあ、狛枝のコテージに行きます。
扉前に七海とモノクマ。
ちょうど今から入るところだったらしい。
モノクマに開けて貰って、中へ――あからさまに怪しい宝箱があるんすけど。
ストロベリーハウスから持ち出してきたのかな? と思いましたが、違うみたい。
モノミが盗まれたと言っていた宝箱みたいですね。
中に入っていたのは、モノミが書いた絵日記らしい。
小学生かよ。
16日目の日記に、日向がファイナルデッドルームに入ろうとした、と書かれています。
入ろうとしてたっけ? 忘れたな。
そこでモノミ登場、日記を奪い返されました。
この日記はモノミが書いたと冷や汗を流しながら言ってきますが、モノクマに嘘つき呼ばわりされました。
モノミは文字が書けないらしい。――指がないから。
笑っていいのかシリアスなのか; でも日記はモノミがかいたものではない、ということでいいみたいです。
誰が描いたんだ……?
「モノミのノート」を記録。
シャワールームにカクレモノクマ発見。隠れてないから、それ。
冷蔵庫を調査。
中には毒殺専用の、薬のビンが1つだけ。
注意書きには、モノクマ特製魔法の液体! と書かれています。
この“魔法の液体”は協力かつ即効性があるので、取扱いにはご注意ください。
揮発性はそこまで高くありませんが、気化すると危ない感じになっちゃいますよ。
気体になると空気より重くなります。
数分で分解され、加水分解もされやすいので、後腐れなく毒殺することが可能です。
保存の際にはプラスチックかガラスの容器に入れて、日光には当てないように冷やしてくださいね。
という、なんとも物騒な注意書きが。
これもオクタゴンから持ってきたものか。
ビンは3分の1しか液体が残ってないみたいです。
どこで使ったんだ? それとも、まだ発動していない仕掛けがあるのか? わかりません……。
「モノクマ特製の毒」を記録。
ベッドを調べると、ベッドの下からガスマスクとゴム手袋が出てきました。
毒薬を調合か何かしたのか?
「ガスマスクと手袋」を記録。
再びベッド下をのぞき込み、青いアルミの紙切れを発見。
「青い紙クズ」を記録。
さっき本棚を調べたときは後回し、と言われましたが、今回再び調べてみたら調査することになりました。
……なぜか日向が。
そして。
希望ヶ峰学園の生徒のプロフィール本を発見。
ようやく、16人全員分の情報を確認できた日向。
しかし、この本には十神のプロフィールがないらしい。
まぁ、彼がまた学園生活を送るっていうことだけでも充分怪しいことだったんですが、これはどういうことなんだろう?
モノクマが笑いながら現れました。
この本に載ってないってだけで彼が裏切り者だと決めつけるのは短絡的なんじゃないか? と。
モノクマは、十神には、オマエラが想像してるような壮大な謎は何もなく、ただ1人のせこい思惑があるだけだ、と言って、
もっと本を良く読むようにと促します。
言われて本に目を戻すと、1ページだけ、?マークで埋め尽くされたページが。
そして、超高校級の詐欺師、という文字が。
……もしかして、日向たちが十神として接してきた十神は、前作に登場した十神ではなく。
単に詐欺師が変装してたっていうだけか……?
モノクマは嬉しそうに教えてくれました。それが正解だ、と。
マジか……!
そして、裏切り者の正体も分からないようにねつ造して、このプロフィール本に追加している模様。
この本を見ても分からないっていうのは狛枝も同じはずなのに……。
「希望ヶ峰学園ファイル」を記録。
ここでタイムアップ。
チャイムが鳴り、調査終了です。
まずは学級裁判に集中し。タイマーのことは後で考えましょう。