貨物室を脱し、9のナンバリングドアを発見。
大階段に戻ると四葉が消えたことを聞かされます。
フローチャートを見ると、もう赤のロックはすべて解除されてるから、新しい方へ行けるはずなんだが。
大病室に駆け込んで辺りを見回しますが、四葉は見当たらず。
ドライバーが挟み込まれたままの扉からシャワー室へ。
しかし四葉の姿はなし。
念のため、ニルスの遺体も確認します。
そこで。
ニルスの腕は義手のはず、という思いが脳裏を掠め。
紫と共に大病室に戻り、続けて四葉を捜していると、セブンが走り寄って来ました。
四葉が死んでいた、という報告。
え、マジで?
こっちは全員生還ENDだと思っていたのに。
どうやら1等室のバスルームで死んでいたらしい。
なんでそんなところにいたんだ。
そういえば1等船室って、開かない小さい金庫があったよね。
あの謎も後で解けるかな。
1等船室に向かうと、八代やサンタが落ち込んだ顔で出迎えてくれました。
バスルームの床で、血だまりの中に倒れた四葉。
淳平が脈を確認しますが、もうない。温もりだけはまだ残っているが、それも徐々に消えていくもの。
――誰が殺したんだ?
ニルスか。アリスか。
四葉は肩甲骨の下のあたりを切り裂かれて死んでいました。
……それって、正面から切ったってことか?
死体の第一発見者はセブン。
四葉を捜すために訪れたこの部屋で倒れた四葉を発見し、大声で皆を呼んだ。
淳平と紫だけが来なかったため、改めて捜しに出た、と。
この部屋の探索を終えて脱出したとき、ドアの隙間に譜面のプレートを挟み込んでいたのはなぜか? ロックが掛からないように。いつでも戻って来れるように。
自分を疑っているのか? と淳平に尋ねると、場合によっては有力候補だという回答が。
そこでセブンはため息をつき、仕方ない、と船室のドアを開けました。
そこには金庫。
おお、ここで出番か。
部屋から脱出するまで、この金庫を開くことはできなかった。
だが、もしかしたら重要な何かが入っているかもしれない。
だから、いつでも戻って来れるようにした。
セブンの言い分はまともです。
淳平がもう一度金庫を開こうとしますが、無駄。
けれどそこで、何かに気づきました。
金庫の下に、赤茶けた細かい鉄粉がわずかに積もっている。
錆びのようです。
ここに錆が落ちているということは、誰かが金庫の扉を開いたに違いない。
四葉か、ニルスか、セブンか。
犯人を突き止めるためのヒントを探して、部屋を探す淳平。
9番の男の遺体を確認しておこうとして、バングルがないことに気づきました。
最初に5番のナンバリングドアから入ってきたときには、確かに廊下に転がっていたはずなのに。
セブンが淳平を探しに来て、探索は終了。
バングルが消えていることは伏せておくようです。
淳平に見てもらいたいものがある、とセブンはもう一度バスルームに誘導。
セブンは四葉の死体を改めて調べてみたらしい。
背中からナイフか何かで一突きにされたもよう。
そして、彼女が握りしめている、何かのメモ。
真実は去り、真実は去り、真実は去った。
ああ、真実は今、弓手の闇に眠っている。
暗号。
ここで選択肢。
≪「弓手」とは――≫
A:右手のこと
B:左手のこと
右手で弓を引くから「A」かな?
あ、違うみたい。
右手は「馬手」――馬の手綱を持つほうの手のことだ。
淳平くん、博識です。
弓手は左手のこと。
左手には何がある?
バングル。
「弓手の闇」というのは、バングルとなにか関係があるのではないか。
そう思ってバングルを眺めていると、文字盤の左右に突起物があることに気づきました。
左右。
左と右。
真実は去った。
≪真実……去った……もしかして、このふたつの言葉――≫
A:ひらがなにするんじゃないのか?
B:ローマ字にするんじゃないのか?
C:英語にするんじゃないのか?
D:逆から読むんじゃないのか?
え、どれ?
しんじつ、さった
shinjitsu satt
truth go away?
たっさ つじんし
意味が分かりません。
英語にするのも、去るの訳は沢山あるし。ニュアンスが分からん。
逆も違うよね。
あとはもう、ひらがなかローマ字しかないんだが。
しんじつさったしんじつさったしんじつさった
……あてずっぽうで、平仮名にしてみます。
あ、意味はなさそうだと言われました。
……またあてずっぽうで、ローマ字にしてみます。
だから何だ、って言われた。こっちの台詞だよ。
ええ。そしたら英語?
脱出と同じように複数回答になるぞ。
正しさ、真実――right
去った――left
ああほら! だから複数解釈ある言語を問題にするなんて……くそう。
最初からライト、レフト、ということを言ってくれていれば絶対選択したのに。
うう。
真実を右、去ったを左として解釈できる。
バングルの左と右。
この突起物を順番に押せばいい?
真実は去り、真実は去り、真実は去った。
ああ、真実は今、弓手の闇に眠っている。
これは、
右、左、右、左、右、左
ああ、右、弓手(左)の闇に眠っている?
あ、2段目は考えなくて良かったのか。
「右 左 右 左 右 左」を選択。
その通りに淳平が押すと、バングルの文字が次々に変わりました。
おおー。
もしかして自分でバングルの数字を変えられるんじゃね?
14383421
……何かの暗号か。金庫の暗号か、棺の暗号か。
ぶつぶつ呟きながら金庫に向かう淳平。
数字の通りにダイヤルを回すと、見事に解錠しました。
中に入っていたのは紙切れ。
――真実1――
ノナリーゲームは今から9年前にも行われたことがある
――真実2――
バングルナンバー(2)番の者は、当時のゲームにも参加している
――真実3――
それを画策したのは以下の4名である
・クレイドル製薬CEO――
【本郷源太郎(ホンゴウ・ゲンタロウ)】
・その参謀――
【虹崎渚(ニジサキ・ナギサ)】
・同社研究開発部部長――
【窪田輝昭(クボタ・テルアキ)】
・同社大株主――
【武蔵堂影親(ムサシドウ・カゲチカ)】
私は彼らに天誅を下さねばならない
犠牲となった無垢な命のために……
これは私からの犯行予告であると同時に犯行声明でもある
穢れなき魂を救済すべく、今ここに真実を記す。――ゼロ
真っ先に疑うのは一宮っすよね。
他三名は誰だ。
窪田が初っ端死んだ、9の男か?
どうやらさっきのメモは淳平だけが読んだようですね。
大病室に移動してもらいたい、と全員に声を掛けます。
どうやら犯人当てをするようです。
その時、5時を告げる鐘の音が。
タイムリミットまでは、あと1時間。