金庫の中にはフロアマップ。月のカード。鍵。
脱出成功です!
先に進んだところで、ABゲートが開放されたというアナウンスが。
ディオですね。
何周やっても変わらないんだな、ここは。
急いで戻ろうとしたところ、青扉からKと天明時が現れました。
今度は一緒に戻るのか――と思ったら、やっぱりクォークがいなくなった、とのこと。
KはA倉庫に戻りながら捜し、シグマは天明時と一緒にB階を捜すことに。
アリスと四葉はA階を捜すことにしました。
天明寺と行動するのは初めてだな。
青扉の先に進み、まだ来たことのない部屋へ来ました。
ウイルスの感染を防ぐための防護服が並んでいるとのこと。
……ラジカル6?
まぁそれは置いといて。ここから更に下に、部屋があるもようなので、行って見ました。
ガラス張りの部屋。何かの実験室みたい。
続いてきたのはB倉庫。
白のCDが三枚。この周では誰と一緒に入ることになるんでしょうかね。
クォークがA階に戻ってるかもしれない、と戻っている途中、ディオに会いました。てっきりABルームにいると思っていたのでビックリ。クォークを捜してくれてるのか、と思った矢先に「なんで俺がそんなことしなくちゃなんねえんだよ。めんどくせぇ」と来たもんだ。とことん調和を愛さない男だ。
続いてやってきたのはファイ。
慌てたように呼ばれました。
あ……、嫌な予感。
キャビンに呼ばれました。やっぱりか。今度は1人か、2人か。
キャビンへ行くと、そこにはアリスとルナが倒れてました。
2人のバングルはもちろん外れてます。
ああ……せめて1人だけだったらなぁと……いや、仕方ないか。
今回の第一発見者は四葉。
その次にファイとKが一緒に駆けつけたとのこと。
ABゲームの投票時間が迫ってきました。
今回の対戦相手は四葉。
シグマのBPも、四葉のBPも、どちらも6です。四葉は協力してくれるんだろうか……。
ファイに促されてA倉庫へ向かいます。
シグマから、四葉に「協力」を選んで欲しいとお願い。
四葉は上の空でしたけど、再度呼びかけると反応してくれました。
その代わり、シグマも協力を選んで欲しいと言われましたが、それはまぁ当然ですよね。前回の周では天明時に協力を選んでいた四葉ですが、今回も協力を選んでくれるとは限らない。特に、前回は天明時と何らかの取引があった上で協力を選んでいたようだったので……。
フラリとABルームへ入っていく四葉を心配していると、ファイが話しかけてきました。どちらを選ぶつもりだと聞かれ、協力を選ぶと答えるシグマ。けれども。
今回はルナが死に、その対戦相手は必ず3BP加算される。
そしてルナの対戦相手はファイとディオ。
二人とも次のゲームで必ず9BP達成するとのこと。ファイはともかく、ディオは1人ででも脱出しようとするだろう。そうすれば、残った皆は閉じ込められる。だから今回は裏切りを選んで9BPにしろ、とのこと。
……理屈は分かるけれども。
ここで協力を選んだら、Kのときのように置いていかれてゲームオーバーになるんだろうなぁと思います。
さぁ、運命の選択。
最初なので。協力を選びます。四葉が裏切る可能性もあるけども、ゲームオーバーも見ておかないとねー。
協力を選んで外へ出ると、ディオが真っ先に9の扉へ駆け寄ります。
追いかけるファイ。追いかけるシグマ。
一瞬の隙を突いてレバーを下ろすディオ。
9の扉が開きました。ディオはそのまま駆け込みましたが、扉の前で立ち止まったのはファイ。シグマのBPはどうなったのかと聞いてくれました。
やっぱりファイはいい奴だ。
哀しそうな顔をして、そのまま扉の向こうへ走っていきました。
9の扉、閉鎖。
クォークを捜しに行かねばと走っていく天明時の他は、誰もが9の扉を見つめるばかり。ゲームオーバーです。
さて、選択肢をやり直しましょう。
協力ではなく、裏切りを選択。
外に出ると、先ほどと同じくディオが一直線に扉へ向かいます。
倉庫に響くファイの鋭い静止の声。けれど、そんなものでディオが止まるはずもなく。脱出するつもりか!? と糾弾する声に、ひょうひょうと頷くディオ。
ABゲームの結果が発表されました。
四葉の協力に対し、裏切りを選んだシグマ。おかげでBPは9に。
四葉の声が胸に染みます。ボロクソに言われたって、仕方ないですね。
開かれる9の扉。
さっさと行こうとするディオに飛び掛る天明時。けれどもそれをかわして、ディオは扉の向こうへ。
扉が閉まる直前、ファイによってシグマは9の扉の向こうに引きずられました。閉まる9の扉。向こう側から扉を叩いて叫ぶ天明時。
まもなくエレベーターが上がり、3人は上へ。
扉の向こうは幅の広い通路になってました。
先に進むと、先ほど見たばかりの部屋。
……え、もしかして、中に戻ってきたのか……?
「減圧準備室だな」
と説明するディオ。
施設にあった部屋とは別の部屋、と考えるべきなんでしょうか。
どうやらそのようですね。
施設の気圧は外よりも高くなってるとのこと。ウイルスを含んだ外界の空気を、内部に侵入させないようにしているらしい。外へ行くためには、外と同じ気圧まで減圧させなければいけないとのことで……なんか怖いな。
外はウイルスで溢れてるのかと叫ぶシグマに、肯定するディオたち。
やはり、ラジカル6。
だから一体どんなウイルスなんだ。
ひとまず防護服を着て外に出てみよう、と提案するファイ。
減圧している最中に、ディオが話し出しました。
「俺の正体は、実は正義の味方なんだ」
とか。
「人類を救うために遥か彼方の星からやってきた正義のヒーロー」
はっ。どこが“救う”だ、と冷笑しましたが。
本当、ディオの正体は何だったんでしょうかね。
そうこうしてるうちに減圧終了。扉が開きました。
ついに、外へ。
そこは何と、何もない砂漠。
空には赤い月が浮かび、辺りは暗闇に包まれてます。
人は、いるのか……?
赤い月は、皆既月食によるものだと教えてくれるファイ。
……そういやラウンジの雑誌に、皆既月食について書かれてたのがあったな。次の皆既月食は12月31日。
つまり、今日は12月31日の大晦日。
シグマが拉致られたのが12月25日なので、6日が経過してることになる。
防護服に身を包んだ姿にちょっと驚きましたが、まぁそこは、仕方ない。
近くの町まで行くことにしました。
心配なのは人類が生きてるかどうか……と、ファイ。
……この荒涼たる景色を見せられちゃあねぇ。
と、いきなり倒れるファイ。
ちょっとまて。もしかしてディオにやられたのかっ?
と驚きましたが、ファイはそのまま起き上がってくれました。
そして訳の分からない事を呟きます。
「ここは、どこだ……?」と。
いきなり記憶喪失かっ?
「そういうことか」
と一人で納得するファイ。
「ここは、あの歴史の……」
……歴史? やっぱりファイは未来人だとか、そういう話ですか?
ディオを捜すぞ、理由は分かってるだろう? と詰め寄られるシグマ。
いや、意味が分かりませんけど。
シグマももしかして未来人で、この世界に来たら使命を忘れてしまったとか、そういうことでしょうか?
手分けして捜すことになり、少ししたあと、スピーカーからファイの声が聞こえてきました。見つけたようです。
ディオがドールズの何とか何とか。
なんか殺されそうな気配なんだけど……やめてくれよ?
ゼロゼロの解除用パスワードは何だ、と訊ねるファイ。
……ゼロゼロ?
ディオが持ってた通信機の数字。25桁。
「78153 61098 83809 42419 90551」
ああ、これがもしかして獅子の口とか何とか、第9の太陽とかの暗号……?
あとで打ち込んでみよう。
そして、倒れたディオがとつとつと話してくれました。
恐らく、この話の核心を。
所属するのは【クレイドールズ】という組織。
または、【フリー・ザ・ソウル】。
信者数が100万人を超える崇高な教団。
クレイドールズはフリー・ザ・ソウルが目指す新世界のために活動する実行部隊。別名テロ組織。
創始者は【ブラザー】
信者達は厳しい戒律を守ることによって新人類として生まれ変わり、争いも飢えもない新世界で、真の意味で平等に暮らすことができる。
(つまり死と同意義だとしか思えませんが)
ブラザーには幼い弟とふたりきりで暮らしてきた。
特別な力を授けられていて、他人の思考と同調、共鳴することができる。
そのせいで、人間の汚い欲望に、常にさらされてきた。
ブラザーが16歳になったとき、弟レフトが死体となって発見された。
全身に殴られた痕があったが、警察はろくに調べず自殺と断定。加害者が金を積んでいたそうだ。
やがてブラザーは、欲望にまみれた人類を浄化し、新世界をつくるという天啓を受けた。
そして26歳のときにフリー・ザ・ソウルを創立。
彼が一番最初にしたことは、新人類を生み出すためのクローン研究所の作成。1年後には新人類10名が生まれることになった。
第1期クレイドールズのメンバーが、この10名になる。
ちなみにディオは第4期のメンバーとのこと。
全員がレフトの遺伝子から生み出されている。つまり、全員が同じ容姿をしている。
(ちょっと待て)
名前も等しくレフトと名づけられる。
みんなが同じ姿、性別なら、人種も個体差も関係ない。みんな平等だという考え方のもよう。
(個性すら奪われる平等なんて要るかっ)
訓練を続ければ能力に差は出てくる。ディオは同期の中でも優秀だったそうな。そして、クレイドールズのリーダーに選ばれた。
今回の任務は施設に潜入すること。女関係で厳罰を受けた汚名を返上したかった。こうして成し遂げた今は、生まれて初めて無上の喜びを感じているとか何とか。
(……本当に、宗教に侵されてる感じなんですが。洗脳というか。何でそういうのを拠り所にしちゃうのか、理解に苦しみます)
ディオが満足そうに、仰向けに倒れながら祈る。
……気持ち悪い。
そしてその手を払いのけるファイ。岩石を振り上げながら、詰問。
「爆弾【00】の解除用パスワードはなんだ?」
……えっと、話について行けません。
00のパスワードは
「LXA QNS GDQ」とのこと。
これも別の周で使うことになるんだろうか。
……ここでファイがとんでもないことを言います。
「覚えてるようにするが、こればかりは飛んでみないと分からない。だからシグマも覚えておけ」と。
つまり、ファイもシグマも、この出来事を、時間を巻き戻しながら何度も何度も巡ってると、そういうことでしょうか?
答えは見つからないまま、ディオについてくことに。
近くに、災害を逃れて生きてる人々が暮らす、シェルターがあるという。
これで、END。
スタッフロールが流れました。
では……また別の周へ行きますか。