プレイ日記という性質上、当サイトの記事にはネタバレを多分に含みますことをご了承ください

善人シボウデス121

IDパスを正しく入れたら、なんと、老婆のホログラムが起動しました。
あー、所長室のホログラムがゼロボスだったから、こっちは老婆なんですかね。
共犯者だから。
対になってるんですね、きっと。

思わず、といったように天明寺が「茜……」と漏らします。
やっぱり天明寺の初恋の相手が、この倉敷茜?
とすると四葉たちを2回目のノナリーゲームに参加させた犯人って、この人?
なんか年齢が合わない気もするんですけど……やっぱ分からんや。話を進めましょう。

あ、漢字が違ってた。
正しくは「倉式茜」ですね。

茜さんが喋りだしました。前回と同じく事前に記録された映像なので、こちらからの質問は一切できません。天明寺、可愛そうに。

まず、私たちがこの施設に閉じ込められた理由は?
「計画のため」
ひとこと過ぎるわ!
「AB計画のため」
意味不明です。
ともかく、シグマたちがここに集められたのは、AB計画を実行するためだとか。
ノナリーゲームをさせられたのも、同じ理由からだとか。
さっぱりです。
AB計画とは何なのか?
シグマとファイ、2人の意識を過去に飛ばすこと。それを目的とした計画のこと。

……なんで二人限定なの?

この部屋の意味を教えてくれた茜。
QとはQuantumで、量子のこと。つまりこの部屋は、量子の部屋。
この施設のすべての機能を司るメインコンピューターがここにあるらしい。
そこから繋げて計画を説明してくれる茜。
回りくどいけど、まぁ、分かりやすい。

人間もゼロ兎と同じで、実体は目の前にあるが、本体(思考)は別のところにあるのかもしれない、とか。難しいこと考えるなぁ。でもそんなこと言ってたら、ずっと横たわったまま何かゲームとかのサングラスかけて、オンラインゲームしてるのと同じことですよね。

自分たちは3次元的な現象でしか見れないが、もしかしたらもう一次元高いレベルから見れば……と、ゼロボスと同じようなことを言う茜。
基本的に二人の考え方は同じなんですね。
あ、クォークの言葉を思い出した。この建物を脱出するために肉体を捨てて、魂だけとなる、とか。
宗教みたい。
私たちは個別の物体だけど、1次元高いところから見たらすべて繋がりあって、1つの個として存在しているのではないかということ。それこそがまさに「人間の意識」だと、考えているとか。
まぁ誰にも答えは見つからない分野ですよね。
素敵な考え方だとは思いますが、実際に人間が3次元的な物体である限り、誰かが1次元高いところから確認することはできないんですから。

天明寺が「形態形成場仮説」と、ポツリと漏らしました。
この考え方って、そんな名前で表現できるんですね。超シンプル。

ここで核心。

4次元的に繋がりあっているとすれば、意識を過去や未来に飛ばすことも可能ではないか? そんな仮説を元に立案されたのが、AB計画。
A=After
B=Before
あー、過去と未来、ね。

シグマとファイだけかと思いましたが、天明寺にも茜は語り掛けました。
「あなたも今から半世紀ほど前に、似たような現象を経験していますね?」
つまり茜はここに天明寺がいることも予想してた……?
驚き。天明寺は過去に行って、少女(茜)と出会い、命を救ったとか。
もっと詳しく聞きたいと思ったのですが、あっさりと説明は終わってしまいました。

老婆は準備のために行かないといけない。詳しい話は私のところへ来たらお教えしましょう。待っていますよ。
と言ってくれましたけれど、貴方、死にましたよね?
それとも、それも想定内で、意識だけを過去に飛ばしたとか……あ。
そういやKの素顔がシグマだったのって、シグマ=Kで、シグマが体から意識を過去に飛ばしたから、Kは記憶喪失になったとか、そういう話……? で、老婆も同じような、Kのような本体がどこかにある……?
いかん。分からなくなってきた。