何とかB064に到達。
ここには「古びた研究ノート」がありました。
内容はホムンクルスについて。
このダンジョンの秘術で、生命と非生命の中間の『番人』や、生まれながらにして魔力を持つ『ホムンクルス』を生み出すことができるらしい。
ホムンクルスは必ず一対の双子として生まれ、特定の部屋から出ることができない。
ホムンクルスが部屋を出られるのは、術師を凌駕し、自らが迷宮の支配者になったとき。
読み終わったイレーヌは、やっぱりあの双子が呪縛を解くため殺したんだろうかと推測。
まだ分かりませんがね。
ところで……水銀の間の番人を倒したとき、アイテム圧縮のスキルを入手するんですが、これが超優れものです!
今まで直ぐにアイテム枠がいっぱいになっていましたが、このスキルを覚えてからは全部のアイテムを拾うことができています!
おかげで部屋に置いておけるアイテム数も激増しました。
そのおかげでアイテム本来の回復量も飛躍的な速度で底上げできているという、好循環を生み出しております。
なんでもっと早く登場しないのか。
圧縮様様です。
さて……B064階層で殺人現場、双子の部屋に出ました。
もう男の死体もアイテムもありません。
死体が残したダイイングメッセージだけが残ってる。
双子たちに近づき、殺したのは貴方たちかと単刀直入に聞くイレーヌ。
すごいな。
トーマスもメアリアンも、どっちも微妙なニュアンスの返答。
肯定にも否定にも、どっちにも聞こえるんですよね。
このダンジョンから自由になろうとして術師を殺したのかもしれないけど、彼は逆に貴方がたの味方だったのと説明をしますが、トーマスが暗い顔。
誰の話をしているのかと、ぼそりと呟いてます。
イレーヌの勘違いみたいですね。
今まで無邪気に遊んでいたトーマスがとうとう苛立ち、出て行けと言われてしまいました。
でもこのダンジョン購入したのはイレーヌだし。
そろそろ鍵が揃うけど、その前に信頼を得たいと考えてるようですね。
イレーヌの目的が色々とぶれてるような……なんか気持ち悪いな。
メアリアンが不気味な笑みです。
うーん、また探索かぁ。
次の目的地が少しでも分かればなぁ。
再びダンジョンに潜り、B068で今度は「研究ノートの切れ端」を入手。
とある男性の嘆きが書かれてるようです。
私は完全ではなくなったから、これ以上生きることはできないと。
どうやらこのノートの持ち主は双子のようです。
あいつがあのような愚かなことをするなんて、と綴られています。
誰のことだろうな。
そして、選ばれなかったあいつと同じ血を持つ私もまた、完全ではなかったのだ、と。
良く分からん。
研究ノートなら研究ノートらしく、感情ではなくて事実を明記して欲しい。
「あのような」って、どんなだよ。
これは日記か。
そして。
もうダンジョンを閉じて完全を実現するしかない。
それが私のせめてもの生きた証になるだろう。
そう締めくくられている模様。
イレーヌさん、思いを巡らせますが……真相まではまだですね。
まだ何かの情報が足りていない、と推理を先延ばしにしました。
あとどれぐらい潜ればいいんだろうな~。
B69に下りたところで「次の階に強敵がいます」のメッセージが。
おお、ようやく来たか、次のボス。
とは言っても、ここに来るまでにもまた何度か部屋とダンジョンを往復してたから「次の階」って気がしないんだけど。
前のキーアイテム取得がB68階層だったことを考えたら次の階層なだけなんですよね~。
……ふと、キーアイテムを68階層で取得してなかったらどんなフラグになるのか試してみたいかも、と思ったけど……考えなかったことにしましょう。
一度部屋に戻ると潜ってくるのに大変なので、今回はこのままボス戦に突入。
B070。
しかし深いダンジョンね。事故ダンジョンではあるけど、儲ける手段は一杯ありそうだわ。
そんなイレーヌの思惑は置いといて。
一歩進むと少し遠くに塩の星の番人がいました。
3体目ですね。
これを倒せば3つの鍵が揃う。
私のお店のためにやっつけられて頂戴!
強気なイレーヌさんが大好きです。
現在のイレーヌさんはレベル102。
スキルはほどほどに。
ステータスはこんな感じ。
最大HP2371(134%)
最大MP523(101%)
攻撃229(124%)
防御160
魔法防御171(105%)
回避6
命中100
クリティカル率4.0
HP回復0.42
MP回復0.16
階層潜るたびに最大値上昇の魔法陣も踏んでましたので、まぁこんなもんでしょうか。
「自動大回復」をその場で自分にかけ続け、番人が攻撃範囲に入ったら「秘技・錬金打法」でダメージ。
411も与えることができました。
HPバーも1撃で結構削れた感じ。
おんや、うちのイレーヌさんはもしかしてお強い?(笑)
2撃目も396ダメージ。
番人のHPバーの4分の3よりもっと削れた感じ。
早い。今回はらくらくかも。
番人の行動としては「エネミーを召喚」で、水の妖精やら空気の特上妖精やらを喚びだしてきました。
相手の手数が増えるのはうざいのですが、そのままスキル一辺倒で押し通し、番人を撃破。
周囲の雑魚はイレーヌさんの「追い打ち」スキルでほぼ自動で排除できます。
番人を倒すと召喚された敵も一緒に消滅……いや、もしかして「追い打ち」のタイミングで消滅したのかも? まあいいか。
ここにはもっと早く到達しても楽々勝てた気がする。
ここに至るまでの道が困難でしたけどね~。
番人を倒して「師の霊薬」を入手。
HPとMPを適度に回復してくれる、回復アイテムのようです。
これはまだ1つも持ち帰っていない、新しいアイテム。
初期段階ではHP321/MP78回復、です。
そして新しいスキル「威厳」もゲットしました。
番人が滅んだ位置にキーアイテム。
「塩の星」を入手です。
途切れていた道も繋がり、そちらへ向かうと別のキーアイテムがありました。
台座の前で仰向けに倒れている男性の写真。
最近撮られたものみたいね、と推測するイレーヌ。
なんで「最近」って分かったんだろう。
写真の男性は双子たちがいる部屋で撲殺されてた男性。
しかし写真の部屋は、双子たちの部屋ではない。
死体を動かしたのか。
否、この場所にあったものは……と考え込んだところで。
根本的な勘違いをしていたのかもしれない、と独り言。
隣の道が繋がりました~。
B71へ降りてからお部屋へゴー。
これで第3章は終了でっす。