エヴァーホールより外の方が危険なんじゃないのか? という疑問は置いておいて。ボス戦ばかりだと疲れてしまうので。
外へ繰り出しました。
竜に追われた門じゃなく、ポーンギルドがある門から出ましたとも。
恐る恐る先に進みますが、竜はいないようです。こっちにはこないんでしょう。良かった良かった。
川岸に降りてみると、通常のリザードマンがいました。
なんか安心する。
目的地をヒルフィギュアの丘に定めました。
そういえば竜識者がどうなったのか、まだ分かってないですもんね。
行ってみることにします。
橋を渡った先で、ヘルハウンドに遭遇。やっぱり強いです。
けれども経験値が美味しい。
あっという間にレベルが1上がりました。やったね。
それにしてもこの空の暗さ、どうにかならないもんですかね。目が悪くなってしまう。
ランタンをつけて、風断ち砦を目指しますが……なんと、バッサバッサと羽ばたく竜の気配が。
意気揚々と歩いていた主人公はピタリと止まり。
ちょっと街道から外れてみようかな、と歩き出したところで討伐クエスト発生。少し遠くの空から竜が登場。あわわわ。
「ワイバーン!」
ポーンが叫びます。
ワイバーン? 今、ワイバーンって言った? それは何? ドレイクより強いの?
でも竜には変わりありませんよね。
地上に降りてきたところを、エイヤッと飛び掛り、背中にしがみつきました。
ん? こいつ、背中の一部が光ってる。
もしかして心臓の輝きが、皮膚通り越して背中まで届いてるんだろうか。
主人公、容赦なくダガーで攻撃。
苦しむワイバーン。地上付近まで下降したとき、別の戦士ウォリアーもわいバーンに飛び掛り、しがみつきました。よっし、よくやった。こちらも容赦なく背中から攻撃。
一撃でかなりの体力を削られるワイバーン。
苦しみもがく中、ワイバーンの腹の方を見ましたが、胸が赤く輝く様子は見られませんでした。もしかしてワイバーンは胸じゃなくて背中の方が弱点なんじゃないでしょうか。
あれほど恐れていた竜ですが、戦士ポーンの活躍によって、結構アッサリと勝てました。私、ほとんどしがみついてただけ……。
風断ち砦に着きました。
誰もいませんでした。
寂しい風が吹いてます。
何の面白味もないので、直ぐに出発。砦を過ぎたところでダイアウルフとスノーハーピーに遭遇。ここは変わらないんですね。
懐かしい彼らに少しホッとしました。
さて、着きました。
ヒルフィギュアの丘。
祠の中に入ると、愚者が立ち尽くしてます。その位置って、竜識者が滅んだ場所じゃないか……?
愚者はこちらに背中を向けて、じっと俯いてます。というか、地面を見てる? 竜識者が滅んだ場所を?
ちょっと胸が切なくなりました。
「時の満つるか、未だ満たざるか。我は知らず」
なんか、小難しいこと言ってますけど。
条件が揃っているのかいないのか知らないってことですよね。
「我知るは唯、我を知る者自ずと我に知れると知る。我は我にあらず、我の影なり。影は影ならず、今や我なり」
自分は誰かの影だったが、既に誰かになったってこと? 今まではその誰かに支配されていて、自分ではなくなったけど……って、まんまポーンじゃないですか。セレナとか。ソフィアが言ったまんまのことが起こってるってことか?
「我、漂白の旅の終にここに至れり。得たるは傷のみならず」
……ポーンから竜識者になった、ってこと、かな。それが、魂みたいなもんが乗り移った感じなのか、それともポーンが今まで見てきた竜識者の人格を、自分に投影した感じなのか。前者だったら竜識者がポーンの体を乗っ取った感じですが、後者だったら、なんだか、悲しいですね。
ていうかどういう終わり方するのかな、このゲーム。
「我、竜を識る者なり。我、竜に知られし者なり」
意味深な台詞です。あえて難しく置き換えてるだけで、本当はもっと簡単に理解できるはず。あまりにも難しい台詞にされると、馬鹿にされてるんだろうかと闘争心が生まれます。
竜って、もう倒したのに、なぜここでまた竜が出てくるんだろう。他の竜がいるってことなんだろうか。
知るためには早く先に進まないとねー。そのためには竜の鼓動20個ねー。
改めて竜識者の祠を探索していたら、祠の一角に、台詞。
「竜の魂は……覚者の心のもとに……」
家庭で言うと掛け軸、みたいなもんでしょうか。
竜を倒しても、竜の魂は覚者にあるよ、ってことか?
いや、心のもとに、ってあるから、覚者が竜のことを忘れない限り、竜は覚者と共にいる、みたいな。
……親しい人を亡くした人への慰めの言葉みたいだ。
エヴァーホールに再挑戦してこよう。