ガンメル先生の授業、3日目。
勤勉だと褒められ、家族のためにも魔法使いにならねばなりません、と真顔で「もちろんです」と説明するリレ。
その駆け足は若者だけが持つ特権だ、と微笑ましそうなガンメル。
リレもまた、心が急いて落ち着かず、学ばずにはいられないと苦笑。
ガンメルは嬉しそうですね。
そういえば、学校に悪魔の先生がいるなんて驚いたと伝えると、悪魔に黒魔術を教わるなんて画期的だと思わんか、と誇らしげです。
まぁ確かにね。
今日のチュートリアルは、精霊や魔物から身を守る術のようです。
グリモア「ウィッカ」を手に入れました。
今回は、自分の魔法陣を守りながらガンメルの魔法陣を壊して封じるのが目的。
今までは簡単なチュートリアルがあってからの指示でしたが、今回はいきなり指示。
そろそろチュートリアルも終わりですかね。
まだ全然操作方法が分からないんですが。
敵も強力だから、しっかり戦力を整えてから1体ずつ破壊しましょう、というヒント。
やっぱり総攻撃かけて総攻撃受けるのは好ましくありませんしね。被害は最小限に留めたい。
守りを固めるにはエルフでタリスマン(砲台)を作るのが一番です。
動くことはできないけど強力な攻撃を浴びせられるらしい。複数台作っておけば安心でしょうかね。
タリスマンはエルフが作れますが、そのためには「ウィッカ」という魔法陣が必要らしい。
フェアリーリングの左横にウィッカを作成。
暇を持て余しているエルフを1人選択し、タリスマンの召喚コマンドを。
タスリマンも魔法陣と同じく設置できない場所があるらしい。
フェアリーリングの右横にタリスマンを作成。
その横にもう1つタリスマンを作成。
インプたちが攻めてくると、タリスマンが稼働。
範囲はだいたい階段1つ分ぐらいかな。
1攻撃で3分の1ほど体力を削り。
3攻撃で撃破。
2匹目も一緒で、同じように撃破。
インプのHPは40だったから、約14ダメージか。
余裕があったらタリスマンを3つ揃えておくといいかも。
さて、ここからが本番。
右下にガーディアン(シンボル)2体と黒魔術の魔法陣が1つ。
これを撃破するのが今回の課題のようです。
まずはエルフたちでクリスタルの聖域化をはかりましょう。初期マナは500しかありません。
フェアリーリングの魔法陣をレベルアップして、フェアリーの召喚準備を完了させ。
エルフを数人召喚してマナの採取速度を強化。
フェアリーは75マナ消化するので、マナがたまってないうちは直ぐに不足してしまう。
ひとまずフェアリーを4人召喚したところでインプが攻めてきました。
あ~、タリスマンに任せたいところですが、先にエルフたちが稼働しますね。
うちのアタッカーは優秀だなぁ。
フェアリー5人を、クリスタルがある階の2つ下ぐらいに待機させておき、更に下の階の階段付近にタリスマンを設置。
フェアリーが続々応援にきました。
ガーディアンの攻撃範囲に入ると、結構なダメージを食らいつつ、応戦してくれます。
結構あっという間にフェアリーたちが死んでいく……。
ガーディアンを1つ破壊することに成功したので、次は魔法陣破壊を目指しましょう。
フェアリーが8人になったところで、魔法陣に総攻撃を開始。
左のガーディアンを撃破済なので、左側から攻めると右のガーディアンの攻撃は届かないようです。
新たなインプも召喚されなかったので、敵の魔法陣をあっという間に撃破することができました。
わーい。
なかなか飲み込みの早い生徒じゃ、とガンメル先生に褒められました。
明日はオパールネラ先生に教われるように話を付けてくれるとのこと。
別の系統の魔法だったかな。
リザルト画面では称号「高名なる魔法使い」を獲得です。
(・ω・)从(・ω・)
自室に戻る途中の廊下でライオンに会いました。
錬金術の講師をしているシャルトリューズ先生とのこと。
ああ、黒髪の生徒はこのライオンの弟子か。
元からライオンなのかと思ったけど、彼の姿は高度な変身の呪法らしい。望んでライオンになったということか。良く分からん感性だ。
と、いきなり女性が話に割り込んできました。
美しい青年だったのに、今は惨めな獣、と憐れむような眼差しで先生を見てます。
失礼じゃないか?
(^∀^;)
あら、どうやら彼女はオパールネラ先生。
リレが明日教わる先生です。
生徒の前で熱烈にライオンを口説く先生。
つまりはライオンじゃなくて青年に戻れって話らしい。
オパールネラ先生の完全なる片思い。
どころか、ライオン先生は超迷惑そう。
結構ストレートに言ってるのに、全然諦める気配がない。
あの娘のことはそうじゃないくせに、といきなり嫉妬の形相をするオパールネラ先生。
アマレットのことらしいが……なんの関係が?
昨日会った、長髪でほっそりした綺麗な女性でしたよね、黒猫を抱いた。
諦めると思わないで、とオパールネラ先生が宣言したところで、居たたまれなくなったのかリレが「これで失礼します!」と割り込んできました。
そういえばいたのね;
返事を待つことなく逃げ出すリレ。
本棚に戻ってきました。
あー、この本棚はリレの自室にある、と考えればいいのか。
3日目が終了し、次は4日目ですね。