2人の死亡現場を確認したので、次は具体的な救済策を練りましょう。
あのとき溶鉱炉とか何とか言ってたけど、その電源は切っていて、しかもスロットによって何か仕掛けが施されてるっぽいこと言ってましたね、車椅子男性が。
前回、図書館エリアの幽霊がいる部屋のスロットだけ遊んで緑ハートにしていたのが原因かもしれません。
実際、スロットの大元と思われる巨大スロットは1つだけ緑ハートでした。
オーラムが「玄関ホールだけ忘れた」って言ってたけど、あれはもともと緑ハートだったから、問題ないと思う。
多分私が1つスロットを変更してしまったことで台無しに……いや、おかしいな。
そもそも私が何もしていない状態から彼らの死亡は確定していたんだから、私がスロットで遊ぼうがどうしようが、関係ないってことになるのでは。
うーん?
まだ情報が足りてないのかも。
探索しながら考えることにしましょう。
天国と地獄エリアの柱時計で目覚める主人公。
行動再開です。
最初の方の彼らの行動、ロビーから始まってたと思うけど……最初からの殺害現場をもう少し観察したいと思います。
午後0時20分。
巨大スロットがあるフロアに行き、さっそくタンスに隠れる主人公。
今のところ、スロットは左から緑ハート、緑ハート、赤クローバー、赤ダイヤという順番になっています。
午後0時40分、2階通路の右側から使用人「2」が現れました。トランプのマークは見えませんが、黒色です。
彼が2階中央の扉を開いた瞬間、スロットが回り始めました。
午後0時50分。
あそこって扉だったのか。
赤くなっていて、まだ主人公は入れない感じですが、明らかに特別感のある扉です。
さて、回ったスロットは、左から緑ハート、赤スペード、赤クローバー、赤ダイヤ。
……満遍ない絵柄です。
一番左は緑ハートのまま。
やっぱり私が図書館のスロットを操作しようが何しようが、最初からあの位置は緑ハートだったんですね。
ということはやっぱりオーラムが言ってた通り、彼がしくじった?
それも何か違和感があります。
最後の方は2人してなんか大喜びだったし。
そこからまた何の変化もない時間が続きます。
退屈だなぁ。
午後2時、ちょっとだけBGMの雰囲気が変わった感じ。
いや、気のせいかな……。
午後2時50分、スロットが動き出しました。
急に大きい音で動き出すからビックリする。
右から2番目が赤クローバーから赤スペードに変わりました。
これって、それぞれの部屋に置かれた1スロット像が、遠隔でここにデータを送って絵柄を変えてるって解釈でいいんだろうか。
午後3時50分。
銃声が響きました。
時計職人のかな。結構近くで聞こえた気がする。
午後4時。
小さく鐘が鳴り。
午後4時15分、ガラスが砕け散る音。
これはベルかな?
いや、違うか。彼女の殺害時刻はもっと後だったはず。中庭に何かが落ちた音だったっけ。
午後4時30分。
「いえ、何でもありません!
私が不在の間、酷い死に方はしないように!
ごきげんよう!」
なんか物騒なこと言いながら使用人が入ってきました。ハートの3かな?
午後4時50分頃、2階の通路左側から別の使用人が登場。
こちらはクローバー。
そして午後5時になると隣の部屋から車椅子の男性が登場。
一気に賑やかになってきましたね。
ハート3の使用人は2階へ上がり、左の扉へ。
クローバーの使用人(数字不明)は2階通路を通って右の扉へ。
車椅子の男性はオーラムの無事を願いながらスロットの前に来ました。
この像には深い秘密が隠されている。
秘密のメカニズムを設置するよう何年も前にルーカスに頼まれたんだ……
そのメカニズムがまだ残っていて、その像に近づけるのであれば……
9:50になると、道が開くだろう。
なんだか意味深な感じですね。
9時50分……彼らの死亡日時とほぼ一緒。
道が開くってのはエレベーターの扉ってことですよね。
なんでそんな作りにしたんだ。
そして秘密のメカニズムって、なんだ……?
こんな開けた場所で一人で待つのは嫌だな、と意外に可愛いこと言いながらまた移動を始める男性。
午後6時。
ダイヤの2が2階通路の中央扉から現れました。
そしてほぼ同時に2階通路の右側扉から別の使用人も。
こっちは全然、絵柄も数字も読み取れない。
2人とも2階通路の左扉へ消えていきました。
午後7時30分、一番右側のスロットがいきなり回り始めました。
赤ダイヤから赤スペードに。
……なんかこうして見ると、一番左の緑ハートが赤スペードに変わればストレート揃いなんだけど……。
逆に、玄関ホールのスロットだけ手を付けていないと言っていたから、一番左のスロットが玄関ホールのスロットと連動してるのか?
他はすべてオーラムが赤スペードに変更に回っている?
オーラムの行動を細かく調べなきゃいけなくなりそうで面倒だな。
午後8時、車椅子の男性が再登場。
あとは前回と一緒か。
オーラムも合流。
像のありかは「バー」「図書館」「ピアノ室」「玄関ホール」。
車椅子男性もオーラムも、スロット画面の絵柄が揃ってないことは気付いたみたいなのに。
午後9時50分になった瞬間、扉が壊れて入り口が開きました。
仕掛けが動作したことで自分たちは間違えていない、と思っちゃったんかな。
なら仕掛けを作動させなければいい?
どうやってだ。
適正な絵柄に変えてやればいいのか、それともでたらめな絵柄に変えればいいのか。
オーラムはスペードに揃えようとしたんだよね。
まずはそっちを揃えてみる……?
ロビーに向かっている最中、ああ……幽霊のいる部屋を通り過ぎた部屋で、思いきり、車椅子男性と鉢合わせになりました。
慌ててタンスに逃げ込もうとしたけど既に見つかっているので入れない。
無理やり、車椅子男性の脇を通ってロビーへ。
……なんと、成功しました。
てっきり車椅子男性がロビー側の扉から中に入ってきているから、そっちは塞がれててダメだと思っていた。
これが通用するってことは、覗いてて鉢合わせしそうになっても、追いかけられる前に目の前の扉の向こう側に逃げることができるってことですよね。
移動の幅が広がりますね。
今更だけどグッジョブ。
玄関ホールに来ました。
スロットを回して赤スペードに。
……緑に光らなくなって、私としては不正解な気がするんだけど。
これでいいんだろうか?
殺害現場に戻ってまずはタンスに避難。
スロットを見ると、一番左側のマークが緑ハートから赤スペードに変わってます。
やっぱり玄関ホールのスロットは一番左側と連動してるんですね。
午後9時、オーラムと合流した車椅子男性は大喜び。
玄関ホールを見逃した、と呟く大男ですが、9時50分にエレベーターの扉が開いたので、そのまま中へ。
……全然助かりそうな気配がないんですけど。
いや、助かるんだったら私が玄関ホールのスロットを変更した時点でイベントが流れてないとダメじゃないか?
やっぱりこの「赤スペードに揃えよう」作戦はポンコツだったようですね。
次のプランを考えましょう。