次のCD扉が開くまで施設探索。
ラウンジに行くと、Kとディオがいました。
前はここにディオとアリスがいたんですが、やっぱりストーリーも少しずつ変化してくんですね。楽しみ。
ラウンジで何か見つけたのはないか? と問いかけてみると、ディオは相変わらずふざけた態度で教えてくれませんでしたが、Kが天文雑誌を見せてくれました。
2028年12月31日に月食が観測されるとのこと。
あと6日後か……と呟くシグマに、誰も、何の反応もしません。故意に隠してる感じですね。前回はアリスが乗ってきて、互いの誘拐日が違う、と教えてくれたのに。
Kたちはキャビンへ行ったのですが、そこで見つけたものは? とディオに聞かれ、猫の本があったよ、と教えてくれました。
シュレディンガーの猫について、書かれた本。
ディオは犬派だとか。要らない情報ですヨ。
どこまでもふざけるディオに、Kは説明を諦めて哀しそう。私はその話聞きたかったのに。ディオめ。どこまで邪魔するんだよ。何が正義の味方だ、バカ。
そこにファイとルナが入ってきました。
収穫は何もない。
医務室には何もなかったのですか? とKに聞かれ、シグマは新聞の切抜きを見せました。ラジカル6について書かれた記事です。
この建物が隔離施設では……? とKがポツリと漏らしました。
ディオがまともに反論。新聞記事は、シグマたちにここが隔離施設だと思わせるための小道具だと説明。というか説得に近い感じ?
ファイが、新聞記事の裏側はどうなってる? と聞いてきました。さすが、細かいところまで気付きますね。裏側は、真っ暗でした。
さらわれてきた6日間の間にウイルスが広まって、死亡者数が十万人になったなんて、普通に考えればあり得ないよね、と皆で納得。
普通じゃないんじゃない? と思ったりしましたけど。
……ちょっと、サーズを思い出した。
シグマは医務室へ移動することにしました。
そこにいたのは天明寺。
儂を殺しにきたのかと思ったわい、とか言う天明寺。何考えてんだ、このジジイ。
天明寺だけかと思いましたが、衝立の向こうにクォークと老婆がいるとのこと。暗い表情の天明寺は気になりますが、きっとストーリー進めていけば明かされるでしょう。
天明寺もガスマスクを被った奴を見ただろう? と言うシグマに、動揺しながら「見なかった」と答える天明寺。嘘ですから。
白い煙を吸って、わしもクォークも直ぐに意識を失った、と。
ここで二人が知り合い同士であることが判明。孫か? と問いかけるシグマに、答えてはくれませんでした。というか逆切れされました。
お前が怪しいからだよ、と追究するシグマに、更なる逆切れ。前回の周から、天明寺がゼロボスと通じてるってのは明白ですから。
天明寺が答えないならクォークに聞こう、と衝立の向こうに呼びかけるシグマ。けれど天明寺は「絶対に答えるな!」と。
ますます怪しいんですけど。
というかこんなに天明寺とシグマが言い争ってるのに、クォークはなぜ出てこない?
衝立の向こうを覗き込むと、虚ろな表情のクォークを発見。
呼びかけると正気に返ったようで。
俺たちの声を聞いてなかったのか? と訊ねると、早口で聞き取れなかった、と。
頭がぼやーっとして、なにを言ってるのか、聞き取ることができなくて……。
なんとなく、モニタールームでシグマが陥った症状を思い出しました。
確かあのときはファイの言葉が早口すぎて聞き取れなくて。ぼやーっとしてましたよね。同じ症状?
というか老婆はクォークに縁のある人物なんじゃないかと思うんですけど。
天明寺と老婆が関係あるのは、もう明白だけれど。
続いて最後、キャビンへ。
そこには四葉とアリスがいました。
抜け道なんてそんなもの、ないとのこと。ゼロボスがそんな間抜けなことするわけないし、と。確かにね。
二人の関係を聞くシグマ。
そらっとぼけるアリスだけれども。
じゃあ、本部って何? 医務室で聞いた。
とシグマが言うと、さすがに二人とも黙ってしまいました。
二人が同じ組織に所属してるってことは前回でも聞いてまして、更に別のことも教えてくれました。
1年前にも同じような事件があった、と。
9人の人間が閉じ込められて、ゲームをさせられた。ルールは違うけど、ノナリゲームという、同じ名前のゲーム。正確には、閉じ込められたのは7人。9人のうちの2人は犯人だったから。
そのときの犯人がゼロと名乗っていた。
そして四葉は、閉じ込められた被害者のうちの、ひとり。
これで2度目なのか、と驚くシグマに否定する四葉。
今回で3度目とのこと。
10年前にも同じようなことがあって、それにも参加してたという四葉。
けれども、1回目の犯人と2回目の犯人は別人だから、今回のノナリーゲームと四葉は関係ないと思う、と言う四葉。
これで謎が1つ判明。
いっちばん最初に「もうあれは終わったのに」と四葉が言ってたのは、こういう訳だったんですね。
もっとよく思い出してくれと迫るシグマに、困惑する四葉。
ふと思いついたのはガスマスク。
1年前の事件のときも同じだった、と思い出す四葉。
12月22日の深夜。アリスと二人でいたところを襲われたらしい。
ああ、ここで拉致日が分かるのか。
と、ここで天明寺が血相を変えて走ってきました。
まさかもうクォークがいなくなったのかと思いましたが、彼は、ルナはどこだ、と叫びました。あらー?
……もしかしてクォークの容態が変化して、ルナの助けが大至急必要だとか、そういうことだろうか。
話を聞いてみると、やはりその様子。クォークが大変だと叫ぶ天明寺。
突然倒れたとか。
ルナを連れて医務室へ。
手馴れた動作で端末を操り、クォークの全身をスキャン。
どうやらクォークは、とあるウイルスに感染しているもよう。
一瞬でラジカル6が頭に浮かびましたが……。
ああ、やはり。ラジカル6と呼ばれるウイルスに感染しているとのこと。
てことは、前回のモニタールームでシグマが倒れたのも、感染してたからってことでしょうか……?
ま、今の周には関係ないので、ひとまずそれは置いておいて。
ラジカル6に効き目のある「抗ウイルス薬」――アクセラビルという薬を投与すれば、治療が可能とのこと。そんな薬、どこにあるんだ。
医務室にもキャビンにもラウンジにも無かった、と全員が首を振ります。
絶望する天明寺の前で、なんとクォークが起き上がりました。
喜ぶ天明寺だけど、クォークは様子が変です。
メスを構えて「近寄らないで」と叫ぶクォーク。ボクはどうしても脱出しなければいけない、と。どうやって? と訊ねる天明寺に、クォークは何と、自分の心臓めがけてメスをつきたてます。
まじでっ?
と思ったけど、シグマが止めてくれました。良かった。
けどクォークがこういう態度を取るってことは、ABゲームで裏切りを選んだのがクォークだというのは、本当かもしれないな、と思いました。
でも、なんで脱出するのに自殺しようとするんだ。
……。
「この肉体から脱出するんだ!」と叫ぶクォーク。
思わず目が点になりました。
怪しい宗教に加入したのか、お前。
魂になって肉体を捨てれば、この建物からも出ることができる。死なせてくれ、と。
……もしかしてこれが、ラジカル6の感染症状?
鎮静剤はないのかと訊ねるファイだが、どうやらないもよう。けれどマンドレインβならある、と。麻酔薬。
それしか手がない、と注射銃でマンドレインを打つルナ。
クォークは大人しくなりました。
画面を見ても、呼吸数や血圧、すべてが正常に戻ったとのこと。深い睡眠状態。麻酔が効いてるのは数時間とのこと。
クォークが自殺しようとしたのはラジカル6のせい? と不安そうな四葉に、ルナは、おそらくそうだ、と。一体どんなウイルスなんだ。
シグマも同じことを思ったようで、もう一度新聞記事を読み返す。
ここは隔離施設じゃないのか、と再び疑問が浮上。
ディオはあくまで否定。
ADAMによって存在は認証されましたよ、というKに、ゼロボスがあらかじめそういう結果が出るように仕組んでたんだろうよ、と貫くディオ。ちょっと苦しいぞ。
ウイルスが蔓延してるなんていうニュースは、皆も聞いてないだろう? とシグマの名前を借りて告げるディオに、皆が同意。けれどもアリスだけが、「ウイルスがばら撒かれるという情報なら聞いたことがある」と、新事実を教えてくれました。
詳しく聞こうとしましたが時間切れ。CD扉が開くまで、残り5分。
ああ、また真実が聞けないのか。
次のペアがアリスだったらいいのか?
聞く前に、またアリスが殺されそうな気もしますけど。
5分もあったら聞くのに充分な時間だと思うけど? と思ったら、アリスは「5分じゃとても伝えきれる内容じゃないわ」と教えてくれません。途中まででもいいから教えてくれたらいいのに。CD扉に行く道すがらでもさ。
クォークはどうするの? と聞く四葉に、天明寺が運んでいく、と申し出。
クォークがいなければ次の扉が開けないチームが出てくるから。
まぁ、確かに。
天明寺よりもKが運ぶほうが早い、と役目を買って出るK。
さて、次の扉へ向かいます。