さて。
100階に次なる強敵(おそらくラスボス)がいると分かったので、アイテム類を取捨選択しながら速攻で進みます。
周囲のエネミーやら魔法陣やらアイテムやらは、ほぼガン無視。
本当は魔法陣欲しいけど、エネミーが、うじゃっといる時は体力も時間も削られたくないので無視です、無視。
70階層までは農地化が済んでいるので、本当にあと少しのところなんですよね。
でもこの「あと少し」が、先が見えない時には本当に辛かったです。
10階層進んだら敵の猛攻に耐えかねて脱出、というのが多かったからなぁ。
今は100階という目標があるので、ばしばしスキップしていきます。
常に真横に階段が出現してくれるからこそできる強硬策ですね。
そんなこんなで階層は99に。
再び来ました。10分もかかってない気がする。
イレーヌさんのレベルは134。
いざ、100階へ~(≧△≦)\
そのフロアは今まで双子と会ってたときのフロアと同一でした。
結局ここでラスボス戦闘か。
管理人からエメラルド板を貰ったから、今から錬金術師を呼び出すわ、と双子に宣言するイレーヌ。
トーマスもメアリアンも承諾。
イレーヌがエメラルド板を使用――この板に管理人の似顔絵(違)が描いてあるからどうしても笑ってしまう。
床にあった巨大な時計が呼応。
黒く闇に染まり、そこに巨大な二つの目が出現し、そして目がゆっくりと開きました。
ホムンクルスと異分子たちよ、と口もないのに語り掛けてきます。
もうダンジョンは閉まる時なのに用事があるのか?
と、意外にも人間ぽい感じ。
イレーヌさん、このダンジョンはもう私のものだから、あなたの勝手にはさせないわ、と意気込みます。
聞く耳もたない錬金術師にトーマスもメアリアンも諦めモード。
変わってないわね、と最初から分かってたような感じです。
完全、調和、循環。
どれも錬金術では重要な概念だけど、閉じた世界で実現して何の意味が。
どこからも切り離された完全など、死と同じ。
そんなチマチマした非生産的な考えで邪魔をしないで貰いたい。
イレーヌさんの挑発に、あっさり乗る錬金術師。
ふっ、小物め。(`・∀・)ノ
時計の周囲に「錬金術師の下僕」が多数現れました。
時折来る錬金術師の攻撃がうざいですが……アイテムも駆使し、なんとか勝利。
そして怒り狂った錬金術師の登場です。
時計から……シルクハットを被った管理人さん(違)が出現しました。
息子だっけ。
このダンジョンで死んだらみんな管理人さんになるのかなぁ……。
見ようによっては巨大な大根にも見えますね。
大きなカブならぬ大根。みんなで引っこ抜けばいいじゃない?
そんなことを思っていたら、出現した四角い黒に飲み込まれ、閉じ込められてしまいました。あらら。
しまった、と言いながら双子たちの前に吐き出されるイレーヌ。
膝をついて瀕死状態。
今ので体力をほぼ持っていかれたんでしょうか。
そこでなんとトーマスが必死に「やめろ」と叫んでイレーヌの前に立ちはだかりました。
両手を大きく広げ、庇ってくれてるみたいです。
おお、トーマス。貴方にそんな感情があるとは驚きだよ。
気づけば彼の隣にメアリアンも。
自分だって、ただのダンジョンの奴隷のくせに、と。
こちらはいつも通りの態度でクスクス笑いながら、でもイレーヌを庇ってくれるみたいです。
ちょっと、唐突な気はしないでもないけど、でもありがたいっす。
とか思っていたら。
もういい、と錬金術師が二人を四角い黒に閉じ込めました。
イレーヌに向けた攻撃と同じですね。
何してくれてんねん。
ぐるぐると高速回転する黒。
結構長い。
ようやくその黒が溶けたと思ったら……中から二人が出てきません。
そのまま、黒と一緒に消滅。
おおおお、マジっすか。
黒が消えた地点にアイテムが多数出現しました。
Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
ゆっくり立ち上がるイレーヌさん。
反撃開始っすね。
お次は「ダンジョンの錬金術師」がお相手です。
HPは1になってました。さっきのイベントの仕業か。
MPは前回の戦闘から引き続きな感じ。
アイテムが多数転がっていますが……正直、けっこう厳しいです。
手持ちのアイテムもかなり少なくなってきましたしね。
双子のアイテムを拾いながら必死に攻撃。
途中途中で恐怖になったりして、無駄に攻撃食らう場面がもったいない。
さすがに錬金術師の攻撃力は高いです。
相変わらず真横にいかなければ攻撃を食らわないんですが、1撃がイレーヌの攻撃ダメージと同じぐらい食らうので、頻繁に回復しておかないと間に合わない。
それでも、何とか、死ぬことなく撃破しました。
やったね。
(・ω・)从(・ω・)
この未熟な現し世に「完全」を作るのは過ぎた願いだったか……
無念だと言いながら錬金術師は時計の中に消えていきました。
経験値は何もありません。ちっ。
そして双子たちも戻らず。
……その後、ダンジョンは閉じることなく、今も農地化による成長を続けている。
管理人さんは相変わらず農地の管理に忙しそうだ。
そんなエピローグが入るだけ。
私は今日もダンジョンの奥へ潜るのだ……と。
エンディング、かな。
トロフィーを見ると「真エンディング」とあるので、もう少しやり込みたいと思います。
……あ。
エンディング直前、時計の間の、双子の位置に、管理人双子バージョンがニョキッと生えてきましたw
とうとう人としての姿を失ってしまったか~。
部屋に戻ったイレーヌさん。
このダンジョンにはまだまだ奥がある。
まだ見ぬアイテムの収集や、より深い階層の探検。
稼ぐためにはまだまだやることがあるわ、頑張っていきましょう!
明るくやる気いっぱいですな。
頑張っていきましょ~。
(≧△≦)\