プレイ日記という性質上、当サイトの記事にはネタバレを多分に含みますことをご了承ください
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刻のジレンマ 029 END

すべてのパートは埋めた。
全員の断片チャートに、最後の、全員同じ画像のパートが出現しました。
いよいよ大詰めって感じですね。

テレビを投げつけて部屋のディスプレイを破壊するシグマ。
映像が消えて、真っ白い無機質な部屋が出現しました。
シグマは「取り戻した記憶は正しかったようだ」と確信。

そしてそこに、駆け付けるCチームとDチーム。全員無事。
まだ誰も殺されていない歴史です。

カルロスたちはトランスポートの部屋にあったカードで注射針を逃れたらしい。
記憶をすべて取り戻しております。
ミラとエリックはシフトができないので、顛末をすべてショーンに聞いたとのこと。
エリックが冷静に聞いてくれたとは思えないけど、ミラが隣にいてくれれば好青年になって最後まで聞いてくれたのかな。
ミラは偉大だ。

現れたデルタがショットガンを手にしながら説明し始めました。
シフトの力はないが、マインドハックという力が付与された。
心を読める力だとのこと。
だから平衡世界のことを知り、シフターがいることを知ることが出来た。

デルタの目的は、シグマとダイアナに特別な双子を産んでもらうこと。
シグマとダイアナを危機的状況に陥らせることで遺伝子に突然変異が発生し、特殊な力を持つ子が生まれてくるから。
だから閉じ込め、追い詰められるように画策。Decisionゲームに参加させた。
そうしなければ、自分たちは生まれてこない。

まぁ、然りですな。

シグマとダイアナのことは分かったが、では、他の人間がゲームに参加させられた理由は、とカルロスが尋ねてくれます。
目的は2人のことだけではなく、複合的なものだと答えるデルタ。
その目的とは何か。カルロスが聞こうとしたとき、ファイが爆発しました(笑)

素晴らしい身体能力でデルタに飛び蹴り。
拍子に落としたショットガンをエリックが拾ってデルタに突きつけ。
つーかエリックに銃を持たせたら駄目だよ、誰か取り上げてよ。

ファイはダイアナに、ブローチを渡してオルゴールと一緒に強制終了箱にセットするよう頼みました。
その通りにするダイアナですが、この場所を自爆させるというアナウンスが流れました。
どうやら強制終了箱とはその名前の通り、自爆して強制終了させるための制御装置だったもよう。
爆発まであと10分です、というアナウンス。
すでにコマンドが走っているため、ショーンが中央制御コンピューターからアクセスすることもできない。

デルタは焦る皆を眺めながら、自分に銃を向けるエリックを冷めた目で見上げ。
「人の行動を乗っ取ることもできる。こんな風に」
と、エリックを操り、自分自身を撃たせました。
即死ではない。
「さぁ最後のDecisionゲームだ」と死の淵に立ちながら、それでも楽しそう。
デルタはそのままこと切れました。

どうすれば助かるか。焦る皆で考えを巡らせ、1つの結論。
コインの裏表が当たった方の歴史に飛べばいい。
6人のシフターがいれば、ミラたちも一緒に飛べる。

シフトするか、シフトしないか、選択肢が出てきました。

さぁどうしよう。まずは飛ばずにゲームオーバーを見てみます。
案の定、爆発に巻き込まれてゲームオーバー。

次は「シフトする」を選択。

コイントスで正解を当てた先へ。
記憶を取り戻し、成功したのか、と確かめ合う皆。
実験施設の扉の前でデルタとガブに再開。

この歴史では、デルタとファイは産まれ、ラジカル6の漏洩もない。
そして、あの施設での出来事を経験したからこそ全員が『未来を変える』という決意を固めた。
施設の中でデルタが言っていた複合的な目的の1つ。
すべて私の思惑通り。誰1人殺されることなく、私は救われる未来を作ったのだ。と。

いや、まぁ、出生直後に両親から引き離されて、ファイとは異なる人生歩まされて、マインドハックで更に孤独で。
それでもそういった目的を生きる意味として歩んできたデルタは偉いと思うよ。
倫理観とかは抜きにして。でも今までの周囲、環境が、こういったデルタを形作っただろうから、デルタに対して何かっていうのは、私はないなぁ。

ファイたちにとっても、理解と納得は別物。
怒りがおさまらない様子の皆。
デルタは自分を殺すこともできる、と代表してカルロスに拳銃を手渡しました。

さぁ撃つか撃たないか。選択を。
これも悲しいよね。
デルタは本音で言ってるかもしれないけど、そこまで自分に悪意を向けさせなくてもいいのに。
これは「犠牲」ではなく「必要な通過点」だと言い切りそう。

実際には選択肢が出てくることもなく、長いスタッフロールのあとに、CQD-END:2

これで刻のジレンマは終了。
シグマとファイ、シグマとダイアナ、淳平と茜。
一応の終結ですが、あの記憶を持つ限り、全員が「幸せ」に暮らすとか無理な気がする。

この歴史ではデルタがまだ生きているので、ダイアナとしては時間経過で和解しそうな気がしますが、デルタ自身いつ死ぬか分からない超高齢者だしな。
時間は偉大です、とは良く言ったもんです。
幸せの在り方は人それぞれだと思いますが、何とか全員幸せになって欲しいものです。

そういえばカルロスの妹のマリアとか、エリックの弟とか父とか罪とか、ミラの罪とか、茜の兄とか組織とか。
色々とストーリーを盛ってくれましたが、消化不良に感じます。
もっと続きをやりたい。

9時間9人9の扉、善人シボウデス、刻のジレンマ、と続いて来た「ZERO ESCAPE」シリーズはこれで終了です。
続きが出ると聞いたら買うと思います。