前評判が良く、何度もセール販売されていたのは知っていたのですが、敬遠してました。
なぜなら原作(映画)を見てないから。そして、私の苦手なアクションだから。
でもまぁ、完全な格闘アクションじゃないしと思いなおして購入。
人間関係が分からないところがありましたが、約半月かけて無事にクリア。
取りこぼしは多々ありますが非常に楽しかったです。
景観
ニューヨークを舞台にオープンワールドの世界。
行けないところはありますが、端から端まで移動しようとしたらリアルに5分ぐらい必要。
朝・夕方・夜があり、ストーリーやクエストによって自動で切り替わりますが、クリア後は自分で切り替えることが可能になります。写真を撮ることもできる。高いところに上ったときの景色は壮観です。
操作性
慣れるまではボタンを覚えるのが大変。それぞれ役割が与えられているので、本当は飛行したいのに落下してた、ということが多々あります。
ただ、それはストーリーの合間にあるフリー中のことで、メインストーリー中は丁寧なチュートリアルが出るし、サブクエ中もヒントとして主人公が喋ってくれる。画面に直接、ボタン指示が出てくることも多々あるので、その時々では分かりやすかった。
ストーリーが進むにつれてできることが増えていき、便利になります。
逆に、できることが増えすぎて使いこなせない。きっと敵キャラごとに有効なガジェットや戦闘方法があったと思いますが、私は脳筋で常にステルスか「□」攻撃からのフィニッシュ。「〇」回避だけは頻繁に発現してくれます。
難易度を一番易しいモードにしていたので、これでも何とかなりました。
しかしボス戦で死んだり、雑魚専で苦労したり。ちょっと難易度は高め?
時計の振り子のように弧を描いて飛ぶ「スイング」。
水平方向に飛ぶ方法。
これもストーリー進めてスキル解除していくごとに便利になっていき、プレイ当初は直ぐ落ちるので道路を走っていた私ですが、終盤は常に空中散歩。
サイドクエスト
一部のサイドクエストが反射神経を試されるものだったので「無理!」となった。
ストーリー進めていくと「ハト」を捕獲するお願いをされるんですが、このハト捕獲が超憂鬱。
行く先が分からないハトを追いかけて空中飛行。捕獲するためには20mほどの距離に近づかなければいけないんですが、振り子移動では速度が落ちるので追い付けず、水平移動は速度が出るけど使うたびに高度が落ちていき、あっという間に地面に転がってロスがでかい。そしてハトの行く先はあまり予想できず、縦横無尽に飛び回って、建物を超えていったりして。
空中飛行は「R2」や「□」で操作するんですが、ハト捕獲は「L1」+「R1」の同時押し。
捕獲できるようになったら青いダイヤ模様に変わるので、その瞬間に同時押ししなければいけなくて、しかもそのとき自分の画面にハトが存在していなければいけなくて。一瞬たりとも気が抜けない。
1匹だけではなく何匹も捕獲させられたので、このサブクエはもうやりたくない。
バグ・動作不良
- 拠点制圧ミッション時、増援兵が、すり抜けできない壁に四方を囲まれた場所に出現してミッションクリアできない
- 拠点制圧ミッション時、ステルスだけで制圧を進めていると、残存敵が4人ぐらいになると必ず見つかってステルス維持できない(仕様?)
- 空中を猛スピードで跳躍しながら急角度で別方向に跳ぶとゲームが落ちる(直後に動作安定のパッチが当たり、以降は再現なし)
- 周囲に敵が大勢いる状態で上空の敵に攻撃を加え、高度を維持できなくて落ちる時に衝撃波を打つとフリーズするが、長い時間をかけて復旧する
感想
映画は見たことないので、人間関係が全然分からないんだけど、泣かせる要素がたくさん。
あの人と言いこの人と言い、なんでそうなった、とやるせなさでいっぱいです。
リーさんと博士が敵役になったときは、うすうす「これってもしかして」という伏線が散りばめられてた後だったので「やっぱりか」という感じでしたが、私もピーターと一緒で信じたくない事実。
敵役になるまでの主人公との絡みがしっかりあったので余計に感情移入する。
二人とも悪い人たちではなく、そうせざるを得ない状況に追い込まれてただけなので。とはいえ、二人の手段を正当化するつもりは毛頭なく。
リーは自分で選択する機会があったのにあの手段を選択し。
博士も、一度は打ち克つ機会があったのに誘惑に負けて。
うーん、でも博士のは本当に辛いですよね。
富や名声への執着は、程度の違いはあれど誰にでもあるもので。副作用によって抑えられなくなってしまっただけで。最後の戦闘が終わって、機械を外してもなお見るに耐えない人格に変わってしまったのも、副作用の手遅れ状態のせいで。抑制していた理性がなくなるのは恐ろしい。
病気のせいで徐々に動かなくなる四肢が動くようになる。自分の発明品で。
この誘惑には抗いがたいよ。
だから博士の罪は科学者としての自分の力量の見誤りと副作用の軽視、とかかな。科学者なら副作用には誰よりも恐怖して貰わないと、一般にはそれがどれほど危険な副作用なのか、分からないからなぁ。ピーターを本当に信頼して二人三脚できていれば、あの技術は本当に素晴らしいものになったかもしれないのに。
ピーターも、あともう少し、あの危険性について博士を注視してたらな。
現実問題、今すぐにその技術を試したい病人と、その技術を必要としない健常者では、誘惑の強さって全然違うと思うから、ピーターは博士が本当に手を出さないか、もう少し落ち着くまで隣にいてあげれば良かった。恋人かよ、とセルフツッコミ。
メイさんのは全然想像していなかったので、唖然とした。
全員を犠牲にして1人を助けるか、1人を犠牲にして全員を助けるか。
メイさんの役回りが酷い~(>_<。)~ ピーターと一緒に私も泣いた。
彼女とリーさんが不在になったらあの施設はどうやって続けるのか。マイルズか。まだ役者不足なんじゃないのか。続きが気になる。
最後の最後でMJとの明るい話題で終わって、本当に良かったです。
できれば、リーさんや博士と和解できるところもあれば良かったなぁ。服役は当然だけど、リーさんは別の方法で復讐を考える男として戻ってきて欲しい。
ハリーのことも、もう少し何か……欲しいですね。
これ、実際にクリアしたのはもうかなり前になるんですが、記事分割しようか迷っているうちUPするのを忘れて1年以上経っていたので、このままUP。
(^^;)
今思い出すと、確かにハトは苦労したけど、全体的にとても楽しかった思い出ですね。
新作は既に発売済なので、たくさんの積みゲーを消化したら新作をプレイしたい。