衝撃の死亡原因から戻って午後0時。
なるべくならもう見たくないので……早めに終わらせたい。
でもまだ情報が足りないんですよね……。
劇場を通り、壁金庫がある部屋のタンスに隠れます。結構すぐに来るはず。
午後1時になる少し前、停電になりました。
これはあの2人の仕業ですね。
目は直ぐに暗闇に慣れ、部屋に2人が入ってきました。
ああ、サーノス……なんと分かりやすい。
今でも簡単に想像できるぞ――自己満足に浸って……「絵のウシろに金庫をカクす!」
「これはダレにもソウゾウできまい! こんなバカなクルマイスに座っているが私はスゴークアタマがイイ!」
超小バカにしながら金庫に歩いていくグレイソン。
相方のレッドが咳払いで「つまりこれは彼らしくもない」とフォローしました。
金庫を発見したグレイソンは簡単に解錠。
しかし「卵じゃない」と舌打ち。
ああ、ここからは見た場面かな。
グレイソンは別の部屋へ。
レッドは一度金庫を確認してから別の部屋へ……というところで幽霊が入って来たようです。
ここは本当に寒いな、と呟きながらレッドは舞台の方へと消えました。
この先ですよね。
グレイソンが消えた扉に近づくと、まだ彼がそこにいるようです。
午後2時50分。
覗いてみると、どうやらレッドに呼ばれた時だったようで、舞台に向かって歩いていきました。
グレイソンが出ていったので部屋に入り、まずは通電。
レバーが赤く光りました。
念のためレバーを引いてみますが、案の定、前と同じく何も起こりません。
通路を通るのは前と同じだし……と、少しだけ現状把握したくて舞台を覗き見。
まだ2人がそこに安穏とした様子でいるようです。
今夜のショーは「死からの脱出」とか、そういうろくでもないものじゃなかったか?
レッド、結構容赦ない。
グレイソンもまだ檻の外にいます。
あの卵を近くでよく見る機会は今、この時しかない。
そうじゃないぜ、あの針天井を見ろ。
それに――ありゃ一体なんだ?
電気パイロンか?
なあ、なにも電源が入っていないか、とかスイッチが入っていないかとか確認しないか……
レッドさん、あなたの懸念は正しいです。
午後4時になりました。
小さく何かの鐘が鳴った気がする。
覗きをやめて、また秘密の棚を確認。
スイッチを押すと、レバーから光が消えました。
レバーを調べてみると電源が切れているとのメッセージ。
これで2人は助かるのか? と思ったけど、助かるんだったらイベントが挿入されますもんね、まだフラグが足りないんだ。
一応また本棚を確認してスイッチON。
レバーを赤く光らせておきます。
午後6時50分……BGMがいきなり陽気なものに変わりました。
ってことはグレイソンが檻に閉じ込められたってことですよね。
舞台に入ってみると、やっぱりグレイソンが檻に閉じ込められてました。
ショーなんて始めるな! と叫んでます。
そこに駆けつけるレッド。
彼も状況がつかめてないみたいで、何が起きているんだ? と周囲を警戒中。
これはマジックショーなんだから、それなら脱出方法があるはずだ!
必死に助けてくれと焦るグレイソンと、冷静に状況を見極めようとするレッド。
檻の中に落とし戸を見つけました。
南京錠がかかっているけど、解錠なんて簡単にできるよな! と投げかけました。
壁の金庫をあっという間に解錠したのはグレイソンでしたっけ。「稲妻の手先を持つ錠前師」とか紹介されてましたもんね。
どんな錠前だろうと眠っていても外せる!
超強気で頼もしいお言葉。
だがしかし。
「手が動かせればな」
ああ……なるほど。
il||li ○| ̄|_ il||l
午後8時。
仕掛けが動き出し、陽気な音楽がおどろおどろしい音楽に。
午後8時40分頃。
秘密の隠しスイッチがあった部屋と対になった部屋を訪れてみると、レバーが緑になっていました。
えいや、っと引いてみると――イベント挿入。
やったね。
(・ω・)从(・ω・)
良く分かってないけど2人を助けることに成功しました。
あ、レッドが対になる部屋のレバーの前にいます。
もしかして2人同時にレバーを引けば仕掛けは止まるという内容だったのかな。
タイミングが難しいな。
舞台に駆けつけるレッド。
檻のバチバチは完全に消え、天井落下も止まっているようです。ただ、グレイソンはいまだに罠に嵌ったままで、両手を動かせない模様。
レッドが馬鹿力を発揮し、檻をこじ開けました。
そのまま拘束具も外した模様。
すさまじいね。
良かった良かった、と安心するのはまず檻から出てきてからにしてくれないかな。
またビシャリと今度は2人で閉じ込められたらどうするの。
ハラハラしながら見守っていると、二人はようやく檻から出てきて、そして仮面を外しました。
うん? 屋敷の天井が崩落寸前みたいに軋んでます。
これ、全員救出したら屋敷が崩壊します――とか、ならないよね;
主人公が舞台に姿を見せると「ラフィーじゃないか!」と歓迎してくれる2人。
主人公は全員と面識があるんですね。
しかも全員が好意的。すごいわ。
影で助けてくれたのか、とお礼を言う2人。
いえいえ、私の心の平穏のためですから。
/(≧△≦)
2人が去ったあと、赤い女性が現れました。
捕まってなくて良かったです。
でも突き落とした恨みは忘れていませんよ。
いったいどういうつもりなのか。
彼女はそんな昔のことはどうでもいいのか「彼が今ここにいたでしょ?」と尋ねてきました。
誰のことか、良く分かりません。
悩んでる彼女を横目に、さっさと仮面をつける主人公。
おい。ヾ(・д・`;)
新たな能力を手に入れました。
グレイソンの電光石火の指先
プロの泥棒からセキュリティの専門家に転向したグレイソンは腕利きの錠前師である。
グレイソンの仮面により、館中のあらゆる物理的な錠を破ることができる。
南京錠や金庫の前で画面に表示が現れたとき、この力を使用して錠を開けられる。
なんと。
普通に便利な「最後の鍵」「魔法の鍵」を入手した気分です。
グレイソンはとてつもなく優秀な金庫破りだった、と語りだす赤い女性。
優秀な金庫破りって、それは誇っていい特技なのか。
彼が館のあらゆるシステムを作り上げたらしい。
そして……やっぱり彼女の言葉が少し理解しにくい。
要は、館のほとんどの鍵を解錠できるようになるってことで良さそうですね。
時計が午後0時まで戻されました。