研究室を出る前に、ディオが二つ、確認したいことがある、と言い出しました。嫌な予感。
まずは１つ目。機械のこと、と、先ほど謎だった機械を指差しました。
確かにそれは私も気になるけど。
一刻も早くディオから離れて薬ビンをクォークに届けたい……。
機械の側面には「IB REPLICATOR」と記載されてました。
ＩＢレプリケーター？ 何かの複製機……？
……もしかして薬を複製することも、可能、とか？
でも今はＩＢが何かという解明ができず、結局は謎のままに。
続いて２つ目に確認したいこととは。
抗ウイルス薬を良く見せてほしい、とのこと。
……嫌だ。
何で？ と訊ねるシグマに、ディオは「俺はまだ良く見てないからだ」とのこと。いいじゃん、別に。
本当にアクセラビルだったのか？ との問いに、シグマは取り出して、ラベルを見せ付けます。そうしたらディオは冷笑。バカだな、と。
動揺させる作戦か？
と思ったそのとき、やっぱり。ディオはシグマから薬を奪い、ポケットにいれました。返せと叫ぶシグマに、俺の頼みを聞いたら返してやるよとふざけた態度のディオ。
どうせ死ねとかそんなことを言うんだろう？
と思ったら、次のＡＢゲームで協力を選べ、と言うディオ。
……ディオはソロバン。
シグマは四葉とペアバン。つまり次の対決はディオと。
シグマたちが協力を選び、ディオが裏切りを選べば、彼のＢＰは９に。
少しでも不穏な動きを見せたら薬瓶を割る、というディオ。薬を見つけたことを、他の誰かに話しても割るからな、と脅してきます。
最っ低だな、この男。
