充電完了v
ビオトーブから脱出した先で、医務室から来たファイ+ディオ+天明寺と合流しました。他の3人と合流する前に医務室へ立ち寄ります。
治療用ポッドの存在を確認。コールドスリープ機能も判明。今回の周では機能が止められないんでしょうか。まぁ、コールドスリープを試す気はありませんが。
記録を確認し、およそ8時間前までこのポッドでコールドスリープにかけられていた人間が3人いるようだ、と、ファイ。開始の記録は消えているため、つい最近まで3人が眠らされていたという事実が分かるのみ。
ここで天明寺が奇妙なことを。
アリスはコールドスリープするのにこのポッドを利用しなくてもいい、とか。
またふざけたことを言ってるのかと思いましたが、天明寺は続けます。
アリスの体は【Ice9】で構成されているらしい。【Ice9】とは36度以下で凍ってしまう特殊な水のこと。つまり、体温を36度以下に下げれば、アリスを凍らせることができる。
何言ってるんだ、と思いましたが、アリスが「なんでそんなこと貴方が知ってるのよ」と驚くアリスに、本当かよっ? と驚きました。人間の平均体温って36度なのに。それ以下になったら凍ってしまうって、アリス、お前は何者だ。
なぜ天明寺がそれを知っているかといえば、四葉から聞いたらしい。本当に、四葉がそんな、アリスのことを打ち明けるというか、秘密をバラすようなことをするでしょうか。ちょっと奇妙な感じもしましたが、アリスは「そう」と特に追究することもしませんでしたので、まぁいいか。
と思っていたら笑い出すアリス。
四葉にからかわれたのよ、と。けれど天明寺は反論します。
アリスの体内には確かに【Ice9】を主成分とした液体が! と。
……液体って、貴方。どこでそんなもの入手したんだ。
アリスはそれでも誤解だと笑い飛ばしました。
ただの都市伝説だと。
昔々あるところに王女のミイラが見つかり、それは常温でも溶けない不思議な特賞を持っていた。このことからミイラは「ALL-ICE」すべて氷――アリスと呼ばれるようになり、もしかしたら彼女の体内になる水分は、すべて【Ice9】でできているのでは? とささやかれるようになったらしい。
そしてどういうわけか、アリスが、そのアリスなのではないかと疑われることになったらしい。
……なぜ疑われるようなことになったのか、そっちの方が不思議ですが。普通の人間はアリスの名を持っているからといって疑うような思考回路をしていないと思います。アリスの環境にこそ疑問が生まれますけども。
天明寺は不満そうな表情で黙り込みましたが、【Ice9】の話はそこで終わり。
6人で治療室を出ました。
たどり着いたB倉庫。
そういえば今回ディオの暴走がありませんね。良かった良かった。
残りの1チームに合流しようとA倉庫へ行きましたが、そこでKが「お待ちしていました」と真剣な声で迎えてくれました。何かあった様子。
クォークが倒れた、と。
おおお、今回はここで感染ですか。医務室へ運び、今は四葉が見ているという。
天明寺は皆を押しのけて医務室へ走りました。
もちろんその後ろにシグマたちも続きます。
医務室で、ベッドに横たえられたクォーク。
ルナがクォークを診察し、ADAMでスキャン。ラジカル6に感染していると判明。
「まさかクォークがあのウイルスに感染してしまったとは」と、青ざめた表情で呟く天明寺。『あの』っていう言い方に引っかかりを覚えるシグマ。
どこかにアクセラビルはないのかと喚く天明寺。
ビオトーブにはもちろんありません。Kたちが入った部屋はバイオラボでしたが、ありませんでした、と答えるK。
……バイオラボには確かにアクセラビルがあったはずなのに。隠してるんでしょうか。
治療室のポッドを思い出し、あそこにクォークを入れれば、あるいは――とシグマが言ったところでクォークが覚醒。自殺未遂発生。
暴れるクォークを、シグマ、ディオ、Kで押さえつける。
クォークの右手からメスを取り上げてくれ! と叫ぶと、誰かが取ってくれました。誰だ。麻酔薬を打てと叫ぶファイに、準備をするルナ。天明寺やディオも叫びましたが、そこにアリスの声はない。もしかして、アリスの自殺フラグ……?
ようやく大人しくなったクォークを前に、安堵する皆。
けれどそこに、やはりアリスの姿はなく。
「何をしておるんじゃ」と、弱弱しい天明寺の声に皆が顔を上げ、その視線の先を辿ると――茫然自失状態のアリス。その手にはメス。
やっぱりか。
「みんな死ぬんだわ」と弱気な発言。
「人類は滅びるんだわ。ウイルスがばらまかれて!」
そう叫んで走り去っていくアリス。すかさず追いかけるシグマですが、そのときにはもう彼女の姿はありませんでした。
続いて合流する皆と手分け。
シグマたちはラウンジへ。
続いて治療室へ。ビオトープへ。
また滝が流れてるなー、なんて思いながらビオトープを確認していると、茂みの中に、ファイとアリスの姿。おおお、キャビンかと思っていたらこんなところに!
てっきりもう自殺したのかと思っていたが、ファイが見つけたときには気を失って倒れていたらしい。てことは、次に目覚めたときが勝負ですか。暴れるのですか。メスも持っていなかったということですが……メスを持っていなかった? もしかしてゼロボスに奪い取られて気絶させられたとか、ありますかね。考えすぎでしょうか。
ひとまず医務室へ運びましょう。
アリスもスキャンし、ラジカル6に感染していることが判明。
四葉が、どうして、と叫びますが――原因は不明。
助けるためには抗ウイルス薬が必要だ、ということだけ判明していること。
正確には【Immune Body】だというルナ。ビオトープでそんなメモ書きなかったっけ。
とりあえず、アクセラビルが、その抗体だということだけは判明。
治療室のポッドで治せないのか、と問いかけるシグマにルナは頷いてくれましたが、もう既に調べたあとだったらしい。症状の進行を抑えることはできるが、ウイルスを殲滅することはできないとのこと。やはりアクセラビルがなければ絶望的。
けれども現状を維持することなら可能なのだろう、と天明寺はクォークとアリスを治療用ポッドに運ぼうとします。
と、そのとき。
クォークのポケットからアクセラビルが落ちました。
なぜクォークが?
その答えはKが教えてくれました。
バイオラボの金庫で、クォークは何かをポケットに入れたようだった、と。
隠すつもりだったのか? と訊ねるディオに、Kは分からない、と答えます。その直後にクォークは倒れてしまったのだから、と。
早くクォークにその薬を投与してくれと迫る天明寺ですが、薬は1人分だけ。
どうする……? と考えるシグマ。
ここで、過去の周に調べたバイオラボがフラッシュバック。きっとその周をクリアしてなければ、ここでまた次回持ち越しになったのでしょう。
今回は先に進みました。
バイオラボと、ビオトープを探したIBのメモが、今回のフラグになってるようですね。
全員で行くわけにはいかないので、ルナだけ医務室に残し、他の全員で向かいます。
ルナ1人だけで大丈夫なんでしょうか。
アリスが起きたら大変なことになるような気がしますが……。
ひとまずバイオラボへ。
複製機に行き、アクセラビルをセット。もう片方には既に空の瓶がセットされてます。そして、ボタンを押すと。できました。アクセラビルのコピー版。
どうせなら全員分作ってしまえと思いましたが。
それどころではなく、早く医務室へ行こうという言葉が。ま、仕方ないか。
そしてシグマが薬をポケットに入れようとしたとき、何と手が滑って瓶が転がってしまいました。
薬の瓶を拾い上げたファイが驚きの声を。
身を屈めて、皆がそこを覗き込むと、02爆弾が設置されていました。
Kたちがバイオラボを探していたときにはなかった代物。
つまり、アリスを探していたときに仕掛けられた爆弾とのこと。
四葉がメモリーカードを拾い上げました。紫色のメモカ。爆弾のすぐ下にあったらしい。
そのとき、ABゲーム締め切りのアナウンスが。
残り10分。
まずはアリスとクォークを助けてからA倉庫へ行こう! と言いますが。
てことは何か? 二人分の抗体を打つってことですか。せめて複製してから打ちましょうよ、という考えは伝わらないみたいです。ダメだこいつら。危機感が薄い。
2人に薬を投与したあと、再びアナウンス。
残り5分。
今回の対戦相手アリスは眠っているから裏切られる心配はないですね。協力を選ぼう。
けれども。天明寺が医務室に残ったので、ファイの相手はディオのみ。天明寺がいたらせめてディオに協力を選ばせる手もあったのですが……一騎打ち。
ディオは殺したくないから協力を選ぶと言ってますが、どこまで信用できる言葉なんだか。ちなみに天明寺のBPも1なので、ファイも協力をえらばざるを得ないのですが、それを逆手に取らないとは断言できないんですよね。
一騎打ちという意味ではKと四葉も同じ。
Kのペアであるクォークが倒れてしまったから。二人ともBPが6なので、どちらから裏切りを選べば、どちらかが脱出することになる。この二人は裏切り裏切りかな。
お互いに協力を選ぼう、と切り出す二人ですが、どうかなー。
さぁルナと一緒にABルームへ。
協力を選びます。
さぁ結果発表。
互いに協力を選ぼうと言っていたKと四葉は、互いに裏切り。
ディオとファイも、互いに裏切り。
やっぱりなー、と思っていたら。
アリスは昏睡状態だから絶対協力だろうと思っていたのに、なんと、裏切り。
マジですかっ?
注射を打たれて倒れたシグマの視線の先に、アリスの姿。
確かに彼女はクォークと違って麻酔を打たれませんでしたので、素早く意識が回復していても疑問はありませんが……そういう展開かよ。
ゲームオーバーです。