界王に引導を渡すべく話しかけました。
新しき世界の主よ……永遠を担う者よ……
すでに我が命は尽きており、願わくは、その神剣にて去りゆく身に解放を賜りたいのですが……
今しばし、猶予があるのでしたら、我が知る限りのことを、お伝えしましょう。
おお、ようやくすべてのカラクリを知ることができるのですね。
嬉々として「話を聞く」を選ばせて頂きました。
○世界の主とは
世界の主、その名の示す通りです。
あなたが、あなたの旅してきた世界を統べるのです。
覚者がポーンを産み出して使役するように、世界の主、界王は、現し世のあらゆる生命を司るのです。
そう、ある者はこれを神と呼ぶのかもしれません。
それが正しいのか、そうでないのか、私には分かりません。
ただ、それはずっと続いているのです。
気が遠くなるほど長い間、ずっと……。
○世界の成り立ち
異界を渡るポーンの言葉によれば、世界は、数多に、無限に存在するのです。
無限、そして永遠。
完璧なる円環の世界。
円に始まりも終わりもないように……この世界にも、始まりも終わりもないのでしょう。
仮に……あるのだとしても、永遠の時、無限の世界に囚われた我々には、それを知るすべはありますまい。
○永遠とは
そう、現し世にも生があり、死がある。
永遠ではなく、皆がその時を生きている。
けれども、そう、それはポーンの生死と同じようなものなのです。
彼らは世に現れ、消え、また現れる。
無限に湧き続ける泡のように。
そして、それらはすべて、永遠のこの世界の内にある。
界王として、長く世界を見ていれば、そのことが自ずと知れましょう。
現し世のあらゆる動物が、魔物が、そして人が、幾度も生まれ、死に、繰り返す。すべて永遠の内に。
○意志とは
あなたをここへ導いた力。
そして、世界の永遠の円環を巡らせる力となる。
繰り返し生み出される生命の中で……“ここではないどこか”を強く求める生命がときおり現れる。
それこそが覚者、意志の芽吹き。
現し世にドラゴンを遣わし、覚者を導き、意志の力を、永遠を紡ぐ力へと変える。
それこそが、この世界が連綿と続けてきたサイクルなのです。
4つについて、語ってくれました。
聞く限り……世界に覚者とかドラゴンとかいなくても、それなりにやっていけそうな気がします。意志の力を育てるために試練としてドラゴンを遣わすってことですもんね。うん、確かにドラゴンにちょっかい出されて村が崩壊でもすりゃ、怒って討伐しようという意志も生まれますよ。
でもドラゴンがいなきゃいないで平穏に生きていられるんだから、そっちの方がいいと思います。それじゃ世界がつまらない、というのは贅沢な悩みだな、おい。
さて……リディルを使用します。
「これで解放されます。永遠から……無限から……無情なる円環の、その内から……」
満足そうなサヴァン。
そういや『サヴァン』って『賢者』って意味だっけ?
ぴったりの名称ですね。
トロフィー:繰り返す世界、が貰えました。
クエストも更新。
終わらぬ世界:界王として生きる。
界王として生きる……って言っても。
この何もない世界で生きるのは辛いんですけど。
せめて人々の生活の中で生きさせてもらえれば、界王も、つまんなく思うこともなく、ドラゴンを遣わそうとか思わないんじゃ;
ポーンが
「終わらせることも、続けることも、あなたにしか選択できません」
と助言してくれました。
はーい。
しばしこの空間を楽しみますー。
ダッシュ。端まで行ったら戻されました。無限ループ仕様ですね。
界王用の椅子があったので、座ってみました。
足元に世界が広がり、どうやら世界を見れるようだ――と思ったらカサディス村にいました。けれども主人公は透明人間状態。ちょうど、リザードマンが姿を隠しているときのような状態です。
村人に話しかけようと思いましたが、すりぬけました。
あら?
どうやら話しかけることも、抱え上げることもできないようです。
なるほど、こんな状態になるのか。
リムがあった場所は、単なる穴になってました。自宅に戻ってみても、セレナもマデリンもいない。つまらぬ。
けれども攻撃することはできるみたいで、村人を攻撃してみたら、一目散に逃げられました。何でだ。触ることができないなら攻撃もすり抜けるべきだ。
それとも、嫌な気配を感じたんでしょうか(笑)
海にザブザブ入ってみました。かなり深いところまで入れるようです。
やった!
と思って浜辺から深いところへ行き、そのまま桟橋の船まで泳ごうと思ったら、丁度船の手前で赤く染まりました。
うーん。
海の魔物も、最初は気付かなかったけど水の揺れ方とかで気付いて襲ってきた、ってところでしょうか。
村の外に行こうとしたら、選択肢が「出る」ではなく「戻る」になっていました。
戻ってみたら、やっぱり、界王の間に戻されました。
つまらん。
街道に出られたら、姿見えないまま魔物に襲いかかれたのに。
街道の安全を守ることに徹することもできたのに。ちっ。
再び椅子に座ってみました。
次はカサディスではなく、領都にいました。
あー、今まで巡ってきた地を統べるって、こういうことですかね。
領都に空いた穴は塞がっていました。
復興されたって感じじゃなく、最初からなかったような感じ。噴水広場は何事もなく平和です。
城の前に行ったらマクシミリアンがいました。
復活してた。良かった。
フォーニバル邸に行ったらシモーヌがいました。
やっぱり話しかけられない。
城に入れないかなー、と思いましたが、選択肢は「戻る」でした。
ちっ。
と思っていたら「ごきげんよう」と声をかけられました。
え、待って、誰!?
慌てて画面を確認すると「ヒルデ」という名前が。
ヒルデさんに声をかけられたようです。
ヒルデって誰!? 霊感が強い人なのかしら?
慌てて周囲を探ってみましたが、ヒルデさんらしき人物は見当たりません。いつもなら話しかけて名前を確かめるんですが、今は話しかけることすらできないので、誰がヒルデさんなんだか(涙)
もう一度声かけてくれないかな、と思って待ってましたが、駄目でした。
バグ、なのかなぁ……。
界王の間に戻ります。
再び椅子に座ると、またカサディス。今度は時間が進んで夕方。
……カサディスと領都にしか行けないようです。
宿営地は駄目らしい。
これ、どうすればいいんですかね?