8日目の朝です。
次の施設に到着しました。
どうやら皆が知ってる地上の研究棟の入口にそっくりな場所らしい。
ニオイが地下だと断言する美食さん。さすがですね。
エレベーターがありましたが起動しません。
電気が来てないんでしょうか。
恐らくここは研究棟の地下にあたる場所なので、このエレベーターを使えば地上の研究棟に行けるのでは、と推測する科学くん。
じゃあまずは電気を通さないといけませんね。
被虐さんによると、今の時点での脅威は全く感じないとのこと。
油断は禁物ですが、外道たちに気を付ければ大丈夫でしょう。
長い間閉め切られていたからか、施設内に篭った熱気に体力を奪われていく皆。
エアコンのつく部屋で涼んでいると、パソコンが1台、スリープ状態から復帰しました。
パソコン画面にはパスワードの入力画面。
美食さんによる超独特な捜査方法で、パスワードに使われたと思われるキーが判明。
「a」「e」「d」「h」「t」「y」の6種類。
華族さんが「ydeath。つまり関西弁でワイは死んだという意味ですわ」と高らかに発言。
何その自信(*≧∀≦*)
文学さんがが冷静に「the day」と回答。
明けぬ夜の語源は恐らくシェイクスピアからで、その原文から推測したとのこと。
流石です。さっそく科学くんが入力すると正解でした。わーい。
にしても、華族探偵……ふっ(`・ω・´)
パソコンを使ってた人はよほど慌てていたのか、使ってたフォルダが開きっぱ。
持ち去られてる情報は外道の首輪に関する資料のようです。
ファイルごと持ち去られているので、和都たちがその情報を見ることは叶わず。
誰が持ち去ったのか。社畜さんでも外道でも、どちらでもおかしくない。
他の部屋を探しているときに大量のゴムバンドを発見しました。
研究棟を訪れた客に与えられるものらしく、それはカードキーの役割も持つらしい。
職員かゲストか不法侵入者か、見分ける機能もあるんでしょう。
皆はもう持っているらしいので、和都も貰っておくことにしました。
そして、ようやく通路の奥に分電盤を発見しました。
エレベーターのボタンが動作していない理由を、科学くんが調べることに。
その間、探索中に見つけていたシャワー室を使う女性陣。
見張りとしてお役目を賜ったのは和都です。
華族さんに引き立てられました。(*´・∀・`*)
――理想さんが微笑みながらシャワー室の覗きを推奨してきました。
いやいやいや、何を考えているのかこの人は。
そんなお約束要らんのですよw
が、理想の策略によって推理想失が発動。
和都は意図せず覗きをする羽目に。
結果、推理想失によって一度殺され、その反動で現実でも鼻血が出るほどハアハアと疲れている和都の前に、シャワーを浴びて来た女性陣が現れ。
……鼻血を出し、息を荒くする和都を見て……和都さん、ご愁傷さまです。
理想さん、最高すぎる。(*≧∀≦*)
さて。華族さんと美食さんは社畜さんたちを探しに行きました。
文学さんと和都は資料室に行きます。
島を出たあとの予定が次々と追加されて行きました。
文学ちゃんはいい子だなぁ。
過去の実験データを記録した文書を発見。
理想探偵のことが記載されてるようです。
けど、この本によると理想探偵は北條和都という男性の名前で記載されてる上に死亡扱い。
今の理想探偵は二代目ということでしょうか。
文学さんがは不可解そうな声を出しますが、え、ちょっと待って。
たしか和都が北條和都のはず。
慌てて本を借りる和都。
北條和都は3度目の実験にて覚醒。
理想探偵として能力の成長を期待されるものの、5度目の実験の途中、SPXと交戦し、死亡する。
そんな記載がありました。
心の中で理想さんに問いかけると、逡巡しながらも肯定されました。
ただ、その先を尋ねる前に社畜さんが現れて文学さんを人質に。
彼の腕の中で、すでに文学さんは眠らされているようです。
おおお、とうとう手段を選ばなくなってきたか……。
理想探偵のデータが乗っているこの本を渡すよう迫られました。
そして更に、真相を教える代わりに外道の起爆装置の稼働に協力しろと。
和都は屈せず、頑なに社畜さんを説得。
とうとう社畜さんが折れて、文学さんを返してくれました。
本も返してくれました。縋るものがなくなったらもう一度読んでみるといい、とのこと。
和都を巻き込むのは間違いだった、と社畜さんは弱々しい表情。
でも外道を殺す決意は変わらないようです。
止められるものなら止めてみせてくれ、と言われました。
社畜さんが去って理想さんに呼びかけてみますが、彼女は現れず。
どこか違和感を感じながら、いつもの眠りなのかと考える和都。
えー、なんか嫌な感じだなぁ。
このまま永遠の別れだったら嫌だなぁ。
前に夢で見た、和都が死んでサイカちゃんが必死で呼びかけてくる、という記憶の方が正しいのでしょうか。
文学さんをおぶってエレベーターのあるロビーに行くと華族さんがいました。
眠る用意をしてくれていたようです。いい人だなぁ。
そしてなんか強引な理由づけで事情を説明することに。
和都は自分の名前が理想探偵として記載されていた上に死亡扱いされていたことを説明。
そ、そこまで喋っちゃうのか。(;・ω・)
すべてを聞いた華族さんは、まず、記憶を思い出すのを優先させなさい、と指示。
その理由づけも完璧。納得させられるものばかり。
彼女は本当に指導者にこそ向いてるんじゃないかな。
探偵スキルはともかくとして。
和都への指示が的確で分かりやすい。
ずばずば、言い淀むこともない。凄い。
社畜さんのことは科学たちに共有しないとね、と華族さんが伝言板を請け負ってくれました。
和都にはロビーで文学さんを見ているようにと指示。
てか、この期に及んで彼女を疑うのも何なんですが……大丈夫だろうか。
彼女1人に任せてしまって。
美食さんはなぜ一緒にいないんでしょう。
そして、華族さんをいま単独行動させて平気なのか。
分電盤じゃなく資料室に行くとか、ないよね?
まぁ資料室に行ったとしても理想探偵の資料は和都が持ってるはずだけど。
疑心暗鬼でいっぱおです。
華族さんを見送ってから理想さんに呼びかけてみますが、まだ彼女は現れない。
長いですねー。
まずは自分で今までのことを整理。
10年前に和都たちを誘拐したのは機密探偵。
実行犯は鬼畜探偵と呼ばれていた社畜探偵。
八ツ裂き公事件を引き起こしたのは異能の開発実験を受けた生き残りで、不滅探偵と呼ばれている人たち。
和都が誘拐されたのは不滅探偵たちが施設から逃げ出した後のこと。
サイカと出会い、洋館と繋がっていたあの地下牢に監禁され続けた。
和都が真に理想探偵なら、異能開発のあの地下迷宮を生き延びた。
これはあくまで資料室で見つけた本の情報なので、真偽も詳細も不明。
理想さんは過去に出会ったサイカ本人だと言ってましたが、和都の記憶では彼女の死ぬ光景が焼き付いてます。恐らくサイカが死なない方の夢が本物だと思うんだけど……。
どこかで見ていたらしい外道がいきなり「キミを目覚めさせてあげるよ」と不穏な呟き。
いいえ、結構です、お引き取り下さい、出口はあちらです、と言いたい。