プレイ日記という性質上、当サイトの記事にはネタバレを多分に含みますことをご了承ください

二ノ国 白き聖灰の女王 REMASTERED 29 ナナシ城での決戦

ナナシ城では視界が回転していく仕掛けが地味に面倒。
どっちに進んでるのか分からなくなる。

でもそんな仕掛けを乗り越え、とうとう最深部で生身のジャボーと相対できました。

よく来たね諸君、と言いながら立ち上がる仕草は結構なおじいさんぽいもの。
私を倒せるかと笑うジャボーに、オリバーは負けじと、倒せるさ、と声を張り上げ。

ジャボーが、仲間に聞こえるように大声で。
「私を倒せばお前は消える。お前と私はひとつ、魂を共有するもの。
 私が永遠なる命を手に入れたおかげで同じ姿で生まれ変わった。
 感謝して貰いたい。記憶の消えたお前をあのまま魔導士が育てた」

オリバーたちのモチベーションはガタ落ちですな。
私が限りない闇を持つおかげでお前は透きとおった心を持つことができた、と。

オリバーとジャボーの繋がりを初めて聞き「これじゃあ戦えねぇよ」と言ってくれる皆ですが、オリバーは「あいつは間違ってる、もう終わらせなきゃ」と一緒に戦ってくれるよう頼み込みました。かっこいいぞ、オリバー。
ジャボーが、倒せばお前も消えるがいいのか、と最終確認。
うちのオリバーさん、屈しません。構わないさ! と断言して対戦です。

闇の魔導士ジャボー。
オリバーのレベルは53。
『闇の氷結』は全体攻撃なので防御。
『闇の烈風』はジャボーの周辺から離れられれば良い。
『無限の力』は単独攻撃だけど不可避なので防御。

他の仲間に回復役を頼んでいるとMP枯渇に気付かないし、オリバーだけで仲間のHP管理するのはチトきつい。オリバーチームだけ生き残り、他2チームを放置(死)すれば楽です。手数は減るけど、その分、HP回復に回す量を減らせるので効率が良い。

グリフリーズのほぼ殴り勝ち。
さすが私と魂を共有する者だ、と褒めてくれるジャボーですが、当然ながらまだ終わりじゃない。

ジャボーがイマージェンを呼び出す魔法陣で暗黒騎士エビルナイトを召喚。
2戦目です。
『暴れ斬り』は全体こうげきかな。技を出す前に攻撃して止めるんや、とシズクがアドバイスしてきますが、防御した方が早い気がする。
『エビルガード』はたぶんカウンター技。これ来たら素直にイマージェン引っ込めてオリバー操作で敵から距離取り、静観してた方が良い。

2戦目も勝利~。
我が心の戦士も退けるか、と感心するジャボー。まだ余裕そうです。
ググンと大きくなり「私は世界を滅びへ誘う存在、漆黒の魔導士だ」と名乗って威圧。
でかいよ。なんでラスボスってこう、毎回でかくなるんだろうね。

3戦目です。休憩を挟まないのでさすがにキツイと思ったけど、戦闘開始時に全員が全回復してました。よし。
姿が変貌した魔導士ジャボーと対戦。
『残光の闇』は右側の直線攻撃なのでなるべく左側に寄って回避。
『スナップブロー』は横一閃攻撃なので近づかなきゃ平気。
『漆黒の衝動』は床に闇トラップを増やすだけなので、逆にチャンスかも。オリバー操作にしてヒール使うのもいいし、イマージェン操作にして超近距離攻撃でダメージ積むのも良いし。
『冥界の闇』は左側の直線攻撃なので、なるべく画面の右側に寄って回避。

ここで魔法攻撃。シズクがめっちゃ焦って「防御して耐えるんだ」とアドバイスしてきました。魔法攻撃の名前忘れた。えっと、とりあえず防御したんですが、この攻撃だけでオリバーがダメージ200ぐらい食らって瀕死。クエストの交換シートで最大HP100UPしといて良かった。マルなんて即死。今回も前2戦と同じようにオリバー至上で他キャラ無視(笑)

――闇の魔導士ジャボー。なんとか押し切り勝利しました。

ジャボーが消えるとオリバーも消える。それは魂を共有する世界の約束事だったから、うん、仕方ない……ね。

オリバーが消えて、マジックマスターがその場に転がりました。

画面が暗転し、仲間から「ナシウス」と呼びかけられる青年の視点になりました。
なんだこれ。
根を詰めるなよと笑って手を振る同僚に、『豪雨』ぐらいは使えるようになりたいんだ、と笑って努力家なところを見せるナシウス。いい人っぽい。オリバーの前世みたいな感じかな。髪の質感とか顔立ちとか、オリバーが成長したらこんな感じかなー、という青年です。

戦争を指揮する上司が「アムダに侵攻する。女子供でも容赦するな、賢者の村だ」みたいな良く分からない理論で殺戮を示唆。世界を守るために魔法使いになったはずのナシウスは苦しみ、命令違反を知りながらも燃え盛る村から小さな女の子を救出。森の中で、君の命を守ってくれるから、と貝殻のお守りを持たせて逃がしました。

しかしその女の子が賢者の娘だったらしく、命令違反で罰せられてる最中に彼女が捕らえられたと知るナシウス。まだ死んではいないという程度のもので、この世界にはもう絶望しかない、と沈み、そこで「その絶望を受け止めよう」と呼びかける女王の声が。

なるほどなるほど、こうしてナシウスは「世界を滅びへ導く執行者ジャボー」として女王から絶望の力を授かったわけですね。

唐突に白い世界に視界が切り替わり、佇んでいたのはオリバー。ジャボーも現れ、昔話をしようか、と独白。

男は争いの終わりを願い、力を欲したが世界は応えてくれなかった。
けれど絶望の方は男が望んだ『力』となり、漆黒の魔導士が生まれた。
消せない記憶だ、と。

悪役は悪役なんだけど、苦々しい。
争いの終わりがキミの本当の願いなら、なぜ世界を滅ぼそうとしたのか。
オリバーの問いかけに、それが執行者たる者の役割だからだ、と淡々と説明。
ジャボーは色んなもの含んで経験した大人だから、自分が選んだ道というか欲した力に対しての責任を受け止めたわけですね。偉いなぁ。途中で正気に返ったこともあっただろうに、その時にはもう与えられた「力」を行使していたから、または役割の道を歩き始めたから、引き返すこともできず、淡々と役割を全うするしかないと、飲み込んだわけですね。本当、ナシウスの行く先が歪められた結果の『彼らしい』という印象です。ナシウスの経験する『道』が違ったものだったら、また別の、彼本来の清々しい望み通りに生きていけたはずなのに。

ジャボーの役割はオリバーに倒されたことで終わった。
引き止めるオリバーですが、ジャボーは「お前は消えるべき運命ではない。魂の絆を完全に断ち切らせてもらおう」と話して、オリバーとジャボーの間に浮かんだ1つの魂みたいなものを2つに分け、その光はそれぞれの胸に吸い込まれていきました。

ぎゃあ、なんて素敵なことするんですか。
これでお前だけは、とジャボーが言ったところで暗転。
うう、ナシウスの説明部分からちょっと涙が。音楽も素敵です。

暗転。ここで異変に気付く私。
音楽だけが流れ続け、画面は相変わらず暗闇。
ん? ちょっと待て。いつまで経ってもオリバーが目覚めない。画面が暗いままなんだが。
え、え、え。ボタン操作があるのかとガチャガチャやってみましたが、画面は暗いまま、音楽だけが流れ続ける状況に。え、まじで? ここでバグ? この感動的な場面で? え、ラスボス3連戦のあとだからセーブなんてしてないよ、え、本気?

確かに今までも戦闘後に画面フリーズして音楽だけが流れ続けるバグに遭遇してきたけど、さぁ……! なぜに今!

――10分ぐらい待ってみましたが私の世界は変わらなかったので再起動させていただきました。

ジャボー……私の世界まで断ち切らなくて良かったのに……。