溶鉱炉の14Fで「丈夫なカバー」を探していたら突如鳴り響いたおせわっち。
画面を見るとトリコがぐったりしていて、明らかに異常事態。
目的の物は手に入れましたので、テラリウムへ帰還!!
トリコのところに行くと、ビンの中に座り込み、なにやら呆然としています。
どうした。
お腹はまだハート3つぐらいあるぞ。
「様子をみる」してみると、なんかボタボタ落ちてる……ってか、泣いてる!?
Σ( △ ||||;
おおおお、トリコ、どうした!!
様子を窺っていたAIが「泣きっぱなしです……!」と口を挟んできました。
そんなん分かってんねん。
(ノ≧□≦)ノミ ┻━┻
ごはんが美味しくなかったんでしょうか?
それとも、どこか痛いとか……?
あ……AIの推測、前半が胸に刺さる……。
あいたたた。やっぱりご飯か。ご飯なのか。
私がトリコの状況に立たされたら絶対怒る、あれか。
トリコの観察データをAIに渡して調査してもらいました。
「大泣き」という症状です!
……それはもう分かったよ。
なんだ? ツッコミ待ちか?
と思ったけど、AIは大真面目でした。
とても弱ってしまったとき、悲しさにとらわれたとき、泣き続けることがあるみたいで……、と困り顔。
心のスキマをどうにかして埋めないといけないです、って。
超大きな課題が来ましたよ。
でも回答も持ってました。
一度思いっきりめいっぱい甘えさせてあげるのがよさそうですね。
そんなこと言いながら渡されたレシピは「かわいい哺乳瓶」。
きしゃー!
(ノ≧□≦)ノミ ┻━┻
トリコが何歳だと思ってんだー!!
あ……「道具作成に必要な素材を集めてください!」と、誰からもツッコミ入らず、そのまま大真面目にクラフト入る話になりました。
クラウド……クラウドAI! 今こそお前の出番じゃないのか!!
だがしかし。
ロボットは疑問に思うことも分からないままテクテクとフィールドへ出るのでした……。
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レシピリストで「かわいい哺乳瓶」を見てみると「大泣きを治療するための道具。ついつい吸い付きたくなる哺乳瓶」という説明が。
うう……。いいのか、それで。トリコよ……。
中学生ぐらいの年齢なんじゃないのか。
それか、小学生高学年。
この世界に学校なんてあるわけないけど……そしてあの子がどこから来たのかすら分からないけど……。
いいよ、探してくるよ。行ってきますよ。
大泣きがそれで解決するっていう一択しか示さないファクトリーAIを胸中で罵りながら行ってきますよ。
外に出ると再び取扱説明書が出てきました。
ふむ。素材を手に入れたら消えてしまうダンジョンか。
貴重な素材がそこになければ、別に消えてもいいんだけど。
「大泣きをなおそう」という名称のダンジョンに行ってきます。
敵の強さや種類は今までのダンジョンとあまり変わらないみたいですね。
浮遊する小さいロボットと、ボックス。
汚染もあまり酷くないので探索しやすいです。
取りこぼしがあると困るから慎重に進みますが。
フロアの広さもそんなではないようです。
……全然関係ないけど……病気しててもテラリウムは汚れるんですね。
ぐったりしたトリコの横に汚れマークが出て笑った。
2Fでアイテム「やわらかなゴム」入手。
3Fでアイテム「小さな瓶」入手。
これで準備は整った。
転送装置に入ると、どうやらこのダンジョンは3Fで終わりらしい。
テラリウムに戻されました。
急いで哺乳瓶をクラフトしてトリコに与えると、両手でしっかり持ちながら飲んでくれました。
良かった。
AIも安心して良く分からない「泣く子とジトーには勝てぬ」というイニシエのコトワザを出してきたりして。
トリコが哺乳瓶を手にしている間は構えないようです。
アイコンが出てきませんでした。
さて……トリコの病気(?)も治ったことだし、また材料集めに戻ることにします。