プレイ日記という性質上、当サイトの記事にはネタバレを多分に含みますことをご了承ください

ボイドテラリウム 29 抵抗エンド

2周目はないけどトリコを犠牲にしないエンディングがあるということだったので、試してみました。

手動セーブではなくオートセーブをロード。
ダンジョンを抜けてクラウドAIのところに到達した場面から再開。

トリコを運び、装置に格納してください、と言われたところで指示とは別の操作をしていると、クラウドAIが戸惑い始めました。
少女に未練でもあるのかと。

あなたにできることは何もありませんよと言われますが、構いません。
ただひたすら反抗。
あまりにも長いこと反抗し続けても反応が思わしくないので、もしかして別エンドは噂だったのか? と思い始めた時。
ようやく、クラウドAIの支配から逃れることができました。

ロボットの選択肢は「壊す」と「つかむ」。
おそらく「つかむ」を選択すると前のエンディングと同じになるんでしょう。

そう思って「壊す」を選択すると、なんとロボットがコンテナを殴り始めました。
ほどなくしてコンテナは破壊され、中からぐったりしたトリコが出現。彼女と手を繋いで装置とは反対方向に進みます。

すると今度は、ロボットのカラーバリエーション、ピンクロボットが何かを呟きながら近づいてきました。
何だろうな、と思っていたらファクトリーAIへの愚痴でした。(^^;)

空気中に汚染が蔓延して菌の繁殖がみられるけど、ひとまず少女の安全の確保が先。
室内の完全滅菌処理も同時に――といったところでロボットと、コンテナの外にいるトリコに気付いたようです。
何をしているのですか、と呆然と問いかけるクラウドAI。
マザーではなく、ロボットみたいに自由に動ける体があるんですね。

破壊されたコンテナを見て、トリコが格納されていない装置を見て、そしてトリコと手を繋ぐロボットを見て。

理解不能、理解不能、理解不能、とひたすら繰り返すクラウドAI。
そして「何をしているのですかッ!」と怒鳴り声を上げ。
色んな衝動のままロボットに向かってきたクラウドAIでしたが、純粋な攻撃力でロボットに敵うはずもなく、瞬殺されました。
あらら。

良く分かっていないトリコの手を引いてその場を離れようとするロボットですが、背後から凄まじい重力を感じ。振り返ると、モニターを寄せ集めたようなクラウドAIの姿が。

その場を離れようとするロボットですが回り込まれ。
そして再びダンジョンへ。

人類復興という至上命題の達成を最優先にしてきましたが、このような結末に至るなら不確定要素を完全に排除した上で、単独で計画を進めるべきでした。

クラウドAIの後悔の独白が響いてきました。
汚染源に対抗できる唯一の個体を手放すには惜しい、とロボットを惜しんでくれ、最後にもう1度だけチャンスを。
トリコを手放し、人類を復興させるのです。

ですがここまで来たロボットに聞く耳はありません。
反抗的な態度を示してみせると、諦めるクラウドAI。
あくまで反旗を翻すのかと。
そして、ヒトビトのために貴方の屍を乗り越えましょう、と……クラウドAIと袂を分かち、ボス戦に突入しました。

おおお。
トリコをこのダンジョンで守りながら戦う、ということにならなくて本当に良かった。

ロボットのレベルは44。
ダメージボーナス+27%
クリティカルチャンス15%
クリティカルダメージ+90%
ダメージチャンス26

ショックボムを投げてみると、4匹のロボットが出現しました。
いや、これは爆弾のせいじゃなくて、単純にターン経過で出現したロボットかな。
一撃で倒せるので、回復アイテム代わりになりそうです(鬼畜。

念のためリジェネPOTとヒットPOTを使用。
出現する雑魚ロボットはバッテリーSやリペアキットを落としてくれるので、定期的に狩りましょう。
HP吸収が育っていればあまり効果はないけど、万が一の保険です。

途中、敵が範囲攻撃でアタックしてきたりしますが、さほど脅威ではない。
一応、当たらないように回避してはいますが、その間にロボットが増えたとしても問題はないし。
処理落ちだけが私の敵です。

さすがにHPを削るのには時間がかかりましたが、さほど苦労した覚えもなく、あっさりと倒すことができました。

赤い範囲攻撃はやばそうな気配がしたので、これだけは回避。
戦闘前セーブはできていないので、ここで即死したらシャレにならない。試す気にもなれない。
直線攻撃なので、横に入ったり避けたりすれば避けられます。頑張るか。

周囲のロボットよりも先にクラウドAIを倒しました。周囲のロボットは命令が途絶えたので身動きなし。狩り放題です。

1体1体、倒していくたびにクラウドAIの影響力が消えていくのが分かります。
最後のあがきとして「やめなさい」と通信が来ますが、ここまで来てやめられるわけもなく。

人類に対する敵対行動ですよ、とか。
どれだけの人が存続を望んでいたか、とか。

色々と最後の説得を受けましたが、止まるロボットではありません。
容赦なく破壊。

ダンジョンから出て、トリコを横に据えて。
とうとうロボットが敗北を認めました。
ショートしながら、理解不能と呟きながら。

なぜ私を目覚めさせたのですか。
なぜ希望を見出させたのですか。

ああ……ちょっと胸に来るものはありますが、トリコを犠牲にするわけにはいかないというロボットの決意は揺るがず。
どちらの言い分もわかるんだけど……結局はトリコが自我を持てるまで成長していない、知識を蓄えられていない、自分で選択できる環境にない、っていうのが一番ですね……。
自分で選択できる状態で、かつトリコが自分からそれを望むんだったら、背中を押すことはできたけど……。

ロボットとトリコが立ち去ったプラントで、人類の皆様、申し訳ありません、と謝るクラウドAI。
爆破に巻き込まれ、謝罪しながら壊れていきました……。

えええ……こっちのエンディングもまた……微妙な感じで嫌だなぁ。
結局はトリコが生きていける環境を作るのならテラリウムが必要で、そのテラリウムの維持にはファクトリーAIが必要だけど、そのAIもすでにないから、トリコが自然にゆるやかに死んでいくのを見守るしかないってことになりますよね。
トリコのことを考えた結果、というのもこれはまた違うと思うんだが……ううん。

エンディングが流れた後、テラリウムに戻ってきたロボットたち。
トリコを瓶の中に戻し。
ファクトリーAIがいたところを探すと、何やら光る物が。取り上げると「トリコちゃんがおなかをすかせてるみたいです。なにか食べさせてあげましょうよ!」と話しかけられました。
おせわっちの簡易バージョンか? と思ったけど、周囲を見渡すロボットの様子から、今拾い上げた部品から発されたものじゃないっぽいですね。

トリコにご飯を食べさせると、トリコが初めてロボットに手を伸ばし、頭をなでてくれました。

そして、エンドへ……。

おおお。
がっつり……消化不良のエンディングでした……。すっきりしない~。

最後のファクトリーAIの声も、おせわっちとかの残骸だったとしても、単なる条件反射として喋る機械になっただけ、って感じだし。
今までみたいに自立したAIではないですもんね。
機械的な反応しか返さない、単体アイテム。

とりあえず……トリコに罪はない。
かわいいよ、トリコ。
しっかり応えてくれると色々と嬉しいです。

あとは……うん、微妙な感じですなぁ。
トロコンはできていないので、少しトロコンを目指してうろついてようかと思います。